当オフィスに来談されるクライエントの特徴

当オフィスに書かれていることは小難しいことと難しく書いてしまっているところがあります。そのことは来談されるクライエントさんの質や特徴に表れているように思います。即自的な満足を求めている人には当オフィスのカウンセリングは不向きかもしれません。

1.野の医者のサイトと比較して

野の医者」と言われる自称カウンセラーの方々のブログやサイトを参考になるかなと思って閲覧することが時々ありますが、良くも悪くも分かりやすい表現であり、かつ、そこでカウンセリングらしきものを受けると何でも良くなる、と万能的に書かれていることが多いように思います。

それに比べると当オフィスのサイトは表現が堅苦しく、専門的に書かれているので、取っつきにくい、分かりにくい、難解である、と言われることも多々あります。文書力がないので仕方ないと言えますが。また、簡単に治るとは書いていないので、クライエントさんからすると魅力的には見えないかもしれません。

ただ、知識と教養とそれなりの知的能力があるクライエントさんは、当オフィスのサイトを見て、魅力を感じ、アクセスして来てくれているように思います。それは僕としてはある種のカウンセリングとして取り組みやすさに通じてそうに思えます。

2.カウンセリングは時間のかかる営み

カウンセリングや心理療法はそれなりに時間や期間がかかる営みですので、それに耐えれるだけの見通しを持つことができ、不安を抱え、曖昧さを許容することが多少は必要となってきます。即時的な満足を求める人は、残念ながら当オフィスには向かないかもしれません。そうしたクライエントさんは野の医者の方が魅力的に見えることだろうと推測します。

もちろん、即時的な満足を得る方法が本質的な満足、ニーズを満たすものであるかどうかは分かりません。野の医者のカウンセリングらしきもので満たされなかったクライエントさんも多く当オフィスに来られていますので。反対に当オフィスで満足できない方もそれ相当いると思いますし、そうした方は野の医者を含む他のところに行かれるでしょう。

3.訓練目的のクライエント

あと、多いのは、臨床心理士などの心理職や臨床心理士養成の大学院生がスーパービジョンや教育分析、個人分析を目的としてアクセスしてくることです。小難しいことを書いているのが反対に魅力的に見えるのかもしれません。

しかし、以前は学会や書籍などで名の知れたベテランや知り合いの紹介でスーパービジョン個人分析、教育分析を申し込むことが多かったように思いますが、ネットが発達したおかげで、僕のような無名で在野のカウンセラーであっても、アクセスしてくれるのはありがたい限りです。

こうしたクライエントさんは、そもそもカウンセリングや心理療法、訓練は長期間かかるというのが前提条件のように身についているので、取り組みもしやすいです。さらに、比較的真面目な方が多いので、急な遅刻やキャンセルが少ないのもやりやすいところです。体調不良でのキャンセルは仕方ないことですが。

4.治すことからの脱却

しかし、精神科で臨床心理士としてカウンセリングをしていた時は構造化したカウンセリングや心理療法は持ちやすかった反面、「病気を治す」というところが主眼になることが多かったように思います。医療機関ですから当然と言えば当然ですが、良くも悪くも「治す」ことにこだわってしまいます。開業カウンセリングの場合、それから解放され、病気を含めた生き方や人生そのものを扱っていくことが主眼になってきます。

その視座は病気を俯瞰することに役立っているところもあり、それだけで病気のコントロールができてしまうクライエントさんも中にはいます。もちろん、複雑な過程を経てきていることが多いので、そこからの取り組みはそれなりにたくさんあるのですが、病気を俯瞰できるのは非常に重要なことかと思います。

なので、開業カウンセリングという営みそのものに僕は支えられて臨床活動ができているように思うし、助けられてもいます。また、非常にやりやすく、快適で、またやりがいを感じることが以前にも増して多くなりました。長時間労働になるのは辛いところもありますが。

5.クライエントさんの内訳

実際にどういったクライエントさんが来談しているのかについての統計情報は「来所者の特徴」に掲載しています。性別、年齢、職業、通院状況、主訴についてグラフで示しています。興味関心がある方は下記のページをご覧ください。

→来所者の特徴

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