ここでは、来所されたクライエントの性別、年齢、職業、精神科通院歴、主訴などの統計情報をグラフにまとめています。ちなみに、このデータは2021-08-18の時点のものです。
1.来所されたクライエントの性別
一般的にカウンセリングに来られる方は女性が多いですが、当オフィスでも同様に女性の方が多いです。おそらく話をしてスッキリするという心のあり方が顕著なのかもしれません。それに対して、男性は自分の気持ちを率直に話すことが苦手だったり、弱みを人に見せることに躊躇する文化的なことが関連しているのかもしれません。
2.来所されたクライエントの年齢
30歳代が一番多く、次いで20歳代、40歳代と続きます。当オフィスは自費によるカウンセリングしかないので、来所されるにもある程度の経済力が必要だからかもしれません。
3.来所されたクライエントの職業
会社員が全体の40%強になり、次いで無職の人が10%ぐらいとなっています。無職の中には引きこもりの方、生活保護の方、病気により退職してしまった直後の方などがおられます。心理職が8%いるのは、専門家としての研鑽のためにスーパービジョンや教育分析、個人分析を受けに来られているためです。
4.来所されたクライエントの通院状況
精神科や心療内科を受診中の方は全体の30%弱です。そして、受診されてない方は70%強です。医学的には病気や疾患ではなくても、人間関係に悩んだり、生活習慣に困ったり、もしくは人生上の困難を抱えたりして、それを解決することを求めて来られています。
5.来所されたクライエントの主訴
一番多い悩みごとは自分自身の性格についてで、次いで人間関係となっています。このあたりは今も昔も人を悩ませることなのかもしれません。また、トラウマの問題については当オフィスの特性からカウンセリングを申し込んでこられる方は多いです。さらに、人生についての悩んでおられる方は、精神分析的心理療法を求めて来られる方が多いように思います。訓練が10%ですが、これはスーパービジョンや教育分析、個人分析を希望されている方の割合です。ちなみに、発達障害の割合が10%とかなり少ないですが、途中から問診票に入れたため、そうなっています。