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引きこもりのカウンセリング・相談

家なら傷つかない

引きこもりとは、病気や怪我ではないにも関わらず、外出をしたり、人と会ったりすることを避け、自宅や自室に居続けてしまうことを指します。そして、時には家族との接触も避けることがあります。その引きこもりについての、原因、特徴、定義、支援、脱出方法、カウンセリング等について解説します。

1.引きこもりになる原因とは?

引きこもりの原因

引きこもりも様々ですが、多くは非常に強い万能感と自己愛があります。しかし、社会や他者と接することでその万能感が打ち砕かれ、自己愛が傷つくことに恐怖します。そのため、内的にも外的にもひきこもって防衛しようとします。

こうしたことから彼らと接すると非常に尊大であり、反撃しないと確信する他者(多くは親)に対して過度に攻撃的になったり、支配的になったりします。普段は温厚でも、いざ周囲が社会に出そうとする動きを見せるや否や、彼らは攻撃するか、もしくは自室に退却してしまいます。

2.引きこもりの定義や特徴

引きこもりの定義や特徴

思春期や青年期以降、長期にわたって自宅に居続けることを引きこもりといいます。引きこもりの定義は「病気ではないにも関わらず、社会や人との接触を拒む」となります。

引きこもりは早ければ10代半ばぐらいから始まり、40代や50代まで持続することは稀ではありません。引きこもりの高齢化は現代的な問題で、7040問題もしくは8050問題と言われています。このことについては下記のコラムで詳しく書いています。

中高年の引きこもり「8050問題」について考える
8050問題とは中高年の引きこもりと高齢の親によって経済的、精神的、身体的に生活が不安定になってしまうことです。日本では中高年の引きこもりは61.3万人いると推定されます。こうしたことから脱出するために制度利用とカウンセリングが必要です。

そして、圧倒的に男性の引きこもりが多いようです。自宅では、テレビゲーム、インターネット、スマホゲーム、ネットゲーム、読書、などに永遠とも思われる時間を費やされえることあります。

ほとんどの場合が昼夜逆転となり、睡眠や食事のリズムがバラバラとなり、運動などはほとんどすることはありません。そして、友人や知人、近隣の人といった社会的な関係はほとんどないことが多いです。

もちろん、これらの状態には人によって違います。コンビニや散髪、散歩程度であれば外出する人もいますし、メールなどで知人とのつながりを持てている人もいます。家庭の中でも家族とは問題なくしゃべったり、一定程度の家事を手伝ったりする方から、家族とは一切しゃべらずに、自室から出ることすら稀という方もいます。

また病気ではないということで、医療機関への受診やカウンセリングも拒否することがあります。

3.引きこもりは病気か

引きこもりは病気か

引きこもりは病気なのか?と思われる方もいるでしょう。厳密には引きこもり自体は病気ではありません。引きこもりという診断があるわけでも、何らかの疾患があるわけでもないからです。引きこもりの定義自体が、「病気ではないにも関わらず、社会や人との接触を拒む」です。

例えば、統合失調症やうつ病、社交不安障害などの症状の一つとして自宅や自室から出ないという現象はあります。この場合には病気があるわけなので、引きこもりとは言えません。

ですから、何らかの身体疾患や精神障害などがある場合には引きこもりとはいいませんし、対応はその疾患と障害の治療が優先されることとなります。

4.引きこもりの心理

引きこもりの心理

(1)引きこもり当事者の心理

引きこもりについて、当人は平然としているように見えたり、一見してゲームを楽しんでいるようにも見えます。しかし、ほとんどの場合は、このような引きこもりの状態を当人もよく思っていないことが多いようです。そして、ゲームなどを楽しんでやっているというよりは、何もすることがないので時間を潰すためであったりします。もしくは引きこもっていることに対する強烈な罪悪感や自責感を感じなくさせるためにゲームに没頭しているということもあるようです

そして、社会に出たい思いはあるが、どうすれば分からないのです。そして、もし仮に社会に出たときに強い傷つきや屈辱感を感じてしまうことを恐れて、結果的に身を守るために自宅・自室に引きこもざるをえなくなっているのです。

しかし、一方で引きこもりの方もこうした状況に焦りや不安を感じています。その焦りや不安をごまかしたり、感じないようにしたりするために、ゲームやネットに没頭してしまいます。もしくは、全ての原因は親や家族にあると責めたりします。こうしたことで引きこもりの方は焦りや不安を無かったことにしようとするのです。

(2)引きこもりの家族の心理

引きこもりの方に社会に出たり、学校に行ったり、仕事を見つけたりするように言うと、引きこもりの方は激怒したりすることが多いです。そのため、ご家族にとっては波風が立つことは非常に困ることなので、引きこもりの方を腫れ物にさわるがごとくに扱い、機嫌を損ねないように細心の注意を払おうとされます。しかし、そうした配慮がさらに引きこもりを助長させてしまいます

ご家族としてはこうした状況はとても苦しいので、宗教や違法業者に救いを求めてしまうことがあるかもしれません。しかし、それによって事態は悪くなることはあっても、良い方向に向かうことはあまりありません。

さらに、家族の中に引きこもりの方がいることは恥ずかしい、と感じてしまうご家族もいるでしょう。そのため、家族の中に引きこもりの方がいることを近所や親戚には内緒にしてしまうことがあります。そのことで、一時的には恥ずかしさを感じなくても済むのですが、人に言えない秘密を抱えていると、人と親密な感覚を持つことができず、人の接触を避けてしまいます。結果的に、引きこもりの方の家族も、引きこもりのような状態になってしまうことも稀ではありません。

こうして引きこもりの方とその家族は社会の中から孤立していってしまうのです

5.引きこもり脱出と家族の支援

引きこもり脱出と家族の支援

引きこもりに対する対応は、まずは家族の方の支援が一番重要になってきます。

引きこもりの方の家族が同様にひきこもってしまう、というのは多々あります。家族の誰かがひきこもっていることに対する後ろめたさもあるのか、友人や知人、同僚、近所の人に内緒にしたり、そもそも付き合い自体を少なくしてしまっている場合も多いようです。そうなるとますます家族全体が社会からひきこもってしまい、結果的に当人の引きこもりを助長させてしまいます。

ですので、家族の方にはできる限り、家から出て、通常の社会生活を送ることが必要となります。趣味のサークルやパートなどに出ても良いでしょうし、ちょっとした旅行なども楽しめると良いかと思います。そして、その上で、引きこもりの家族会や勉強会、講演会などにも出ると良いでしょう。家族会では、同様の悩みを抱えられたご家族さんが多数おりますので、その経験談を聞くだけでも参考になることは多いです。ところによっては当事者同士のピア・カウンセリングなどもあります。

そして、何らかの形で支援者が家庭の中に入れると良いでしょう。家族ではない第三者が家庭に入ることにより、行き詰った家庭の雰囲気を壊すことができます。各地域には精神保健福祉センターや保健所がありますが、その中にはケースワーカーや保健師さんが引きこもりの方のための家庭訪問をしてカウンセリングをしてくれるところもあります。そうしたところに一度問い合わせをしてみても良いでしょう。

さらに、家庭の中での引きこもりの方への直接の対応の仕方ですが、基本的には脅したり、催促したり、問い詰めたり、頻繁に将来の話をしたりするような、追い詰める方法はあまり良くないようです。それよりも、穏やかな雰囲気を心掛け、「おはよう」などの挨拶はこまめにし、特に意味のないような雑談をたくさんし、一緒にテレビや野球を見るような時間をもうけ、一家団欒を少しでも増やしていくような行動ができると良いでしょう

そのような地盤があるからこそ、引きこもりの当人の悩みが引き出せたり、一緒に考えたりできるようになります。このような対応は決して甘やかしたり、問題を先送りしたりするようなことではありません。

6.引きこもり脱出:社会復帰時に家族が気を付けること

引きこもり脱出:社会復帰時に家族が気を付けること

引きこもりの方のいる家族は目標やゴールを大きなところに設定してしまうことがあります。働くことや自立することなどのように。しかし、引きこもりの当人にとって、いきなりそのようなことをするのはかなりハードルが高いものです。

それよりも、小さなハードルや目標を作ると良いでしょう。例えば、いきなり人と関係を持つというのは大きいですが、まずはコンビニなどに行けるようになることや、ちょっとした電話に出ること、もっとハードルを落として、ポストの郵便物や新聞をとるために玄関から出るだけ、というのでも良いでしょう。

そして、友人知人などは意外とハードルが高いので、難しいですが、医療機関の医師や相談員、カウンセラーなどには比較的会いやすいというのはあるようです。カウンセリングの場に来れるようになれば、かなりの進展でしょう。

社会の場として、病院のデイケアや作業所から人との関係を作り始めることはよくあるようです。もしくは、最近では若者サポートステーションのような居場所的なものを利用することも良いでしょう。そのようなところで、同じような立場や境遇にある方との関係を作れるようになると、さらに進展します。また、仕事やアルバイトよりも前にボランティアなどに参加したり、趣味のサークルに入ったりすることも一つのステップとして活用できます。仕事よりも責任や負担は少ないと思います。

このように引きこもりは家族がどのように対応するのかということと、社会資源をどのように活用するのかが決め手といえます。タイミングや状況によって使えることややることには違いが出てきますので、まずは家族の方がカウンセリングを受けられて、引きこもりの当人への対応について相談したり、アドバイスを受けられると良いでしょう。

7.引きこもりのカウンセリング

引きこもりのカウンセリング

(1)引きこもりの方の家族とのカウンセリング

引きこもり当事者が最初からカウンセリングに来談することは稀で、多くは親や養育者、家族が来談します。

当オフィスでのカウンセリングでは、来談する家族の苦痛を抱え、適度に万能感を放棄してもらいつつ、多少の希望も持ってもらうことになります。そして、家族には引きこもり者の自己愛や万能感を助長しない手立てを知ってもらい、かつ、共同カウンセラーのような役割を担ってもらい、さらには親自身が人生を楽しんでもらうように当オフィスでは援助させてもらいます

引きこもり者が最初から我々の前に現れることはほとんどないため、多くは家族への関わりからスタートせざるをえません。しかし、家族がカウンセリングの中で徐々に変わっていくと、引きこもり者は変わりつつある家族にある種の不安を覚えつつ、羨ましさや好奇心を持つようになります。好奇心は成長と発達の原動力になるのは乳幼児や児童を見ていてもよく分かります。ビオンのKとでも言えるかもしれません。

こうしたことは引きこもり脱出の第一歩となるでしょう。

(2)引きこもりの方のカウンセリング

引きこもり者が好奇心を持ち、家族がこうして変わるに至ったカウンセリングやそれを提供している当オフィスに興味を持つようになります。そうなれば、ようやく引きこもりから抜け出し、恐る恐るではあるがカウンセラーに会う気持ちが芽生え始めるし、実際に会うことも出てくるでしょう。

家族が最初に当オフィスに来談してから、ここまで来るのに数年はかかることもあります。短期間では無理かもしれません。

そしてカウンセラーと引きこもり者が出会ってカウンセリングに取り組むようになってからも、自己愛の傷つきや万能感に取り組み、それを解決していくまで相当の年月がかかるかもしれません。それでも根気よく当オフィスに通うことにより、徐々に社会との接点を増やしていき、ひきこもり脱出に徐々に近づけていきます。

8.引きこもりについて相談する

引きこもりについての原因、定義、特徴、支援、カウンセリング、脱出方法などについて解説しました。引きこもりは長期化し、家族や親族だけの力ではなかなか進展しないことも多いようです。ですので、臨床心理士や公認心理師のような専門家に相談したり、カウンセリングを受けることは非常に重要です

当オフィスでも引きこもりのカウンセリングを行っております。本人や家族がカウンセリングを受けたいと希望されるならカウンセリングについてお問い合わせください。

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9.引きこもりの復帰支援情報

引きこもり脱出を支援するカウンセリング以外の支援機関はいくつかあります。ひきこもり地域支援センターや若者サポートステーションなどがその代表です。神奈川県や横浜市では以下のところがあります。

また全国のひきこもり地域支援センターや若者サポートステーションの一覧は以下にあります。