カウンセリングのことについて、クライエントさんからよく聞かれる質問をQ&A形式で書きました。
1.予約について
予約の混み具合にもよりますが、だいたい申し込みの日から1週間以内でご予約をお取りすることは可能です。空きがあれば、当日でも予約可能です。
予約の変更やキャンセルはもちろん可能です。ただ、前日と当日のキャンセルや変更の場合には、どのような理由でもキャンセル料として全額を頂くことになっています。ですので、2日前までにご連絡をもらえたらと思います。また、時間の変更もキャンセル扱いとなります。
現在、匿名でのカウンセリングはお断りをしています。カウンセリングはお互いの信頼関係の上に成り立っているので、名前、住所、連絡先などの最低限の個人情報は教えてもらうことにしています。
特に必須のものはありませんが、精神科や心療内科に通院されている方は薬の処方が分かるものをご持参いただくと助かります。また、診断書や診療情報提供書などあればカウンセリングの参考にさせてもらいます。
予約サイト(カウンセリング)、予約サイト(心理検査)にアクセスし、そこから予約のお申し込みをしてください。操作が分からない場合にはメール( info@s-office-k.com )か電話( 045-642-5466 )でご連絡ください。
2.来談する人について
複数でカウンセリングに来られても大丈夫です。ただ、部屋の構造上、最大でも3名までにしてもらえたらと思います。
引きこもりや対人恐怖などで外出できない方は多いので、ご家族や関係者だけが来てもらっても構いません。その中で対応の仕方を一緒に検討できればと思います。
子どもについてはプレイルームなどはありませんので、遊びを介してのカウンセリングはできません。ある程度、会話で困りごとを話せるのであれば対応は可能です。高齢者についても会話ができれば対応可能です。しかし、認知症などで会話が成立しなかったりするときには専門病院を紹介するなどの対応になります。
3.カウンセリングの中身について
電話カウンセリングやGoogleMeetでのオンラインカウンセリングを行っております。遠方の方で横浜まで来ることができなかったり、症状などで外出できなかったりする方はご利用ください。
臨床心理士、日本精神分析学会認定心理療法士、公認心理師、産業カウンセラー、認定心理士などを持っています。
我々、臨床心理士やカウンセラーは守秘義務を持っていますので、みだりにクライエントさんの個人情報やカウンセリングで話された内容を誰かに教えるということはしません。ただし、生命に危険が生じる場合、法令上の必要がある場合、連携先と連絡を取る場合など、いくつかの例外はあります。
対話を通して、困っている問題事を解決・解消していきます。人によっては、誰かに話を聞いてもらうだけでも肩の荷が下りる場合もあります。いずれにせよ、話を聞くことや対話は問題解決の手段となります。
人によるかと思いますが、多くの場合では心理的なこと、人間関係的なこと、ストレス的なことで困っていることの解決と解消となります。
必要に応じてアドバイスや助言はさせてもらっています。ただ、カウンセリングではクライエントさんが一人で生きていけるようになるためのものでもありますので、直接的にアドバイスを与えるだけではなく、自ら解決策を見出していけるようにお手伝いに徹することもあります。
うまく話す必要は全くありません。分かることから、話せることから、できる範囲で話してもらえたら良いです。カウンセラーから質問したりすることもありますが、分からなければ「分からない」と答えてくださったら良いでしょう。
それは少ないと思います。反対に、自分の心の内を吐き出すことによって、気持ちが軽くなる体験をされる方が多いようです。ただ、稀に話すことでトラウマを思い出して苦しくなる方もいます。そういう時には無理をせず、途中休憩を入れたり、話は後日にしたりなどの対応をします。
はい、可能です。現在はロールシャッハテストとWAIS-Ⅳ(ウェクスラー成人知能検査 第4版)が実施可能です。費用はいずれも18,000円で、実施+レポート+結果報告の面接(30分)のセットとなっています。
正直なところ改善の確約や保証をすることができません。しかし、エビデンスや経験から導き出された専門的な手法を倫理規定に沿って提供することを約束することはできます。
それはありません。カウンセリングという手法を提供することが当オフイスの役割です。ですので、物的なものを買ってもらうことはありません。
支払いは現金の他に、クレジットカートや電子マネー、PayPay、IDなどでお支払い可能です。
4.カウンセリングの継続について
これもクライエントさんの問題の大きさや病歴の長さによって大幅に変わります。短い方では、数回のカウンセリングで良くなっていかれる方もいます。反対に、数年越しで通われている方もいます。ちなみに精神分析的心理療法は比較的長くになることが多く、EMDRの場合には2~4回程度のセッションで改善することも多いです。
クライエントさんのそれぞれの問題の大きさや日常生活の忙しさ、経済的状況によってバラバラです。しかし、多くの場合は週に1回から2週間に1回が多いです。精神分析的心理療法などの場合には週2~3回の頻度で行うこともあります。
さすがに1回のみで解決することはほとんど稀であると思います。しかし、現状についてのある程度の分析や、今後の目途、方針や方向性が見いだしていくことぐらいまでなら可能だと思います。
カウンセリングを行うかどうかはカウンセラーとクライエントさんとの同意と約束によって決まります。ですので、カウンセリングの継続を希望しない時には、それを率直にカウンセラーにお伝えください。そのことについて話し合って、決めていきます。基本的にはクライエントさんのご要望を優先いたします。
5.医療について
医療機関については、並行して来られることは可能です。ちなみに、当オフイスに来られている方の約4割は精神科や心療内科に通院中の方です。カウンセリングについては、同時並行は基本的には不可としています。しかし、セカンドオピニオンのように第三者の意見や見立てが欲しい時、EMDRや精神分析的心理療法など部分的にカウンセリングを受けたいときなどは、継続しているカウンセラーに了承をもらってからであれば可能です。
病気や障害などなくてもカウンセリングは受けることができます。日常の困りごとや家族との付き合い、人間関係のストレスなど、どなたにも多かれ少なかれ持っていますので。ちなみに、当オフィスでは診断名がついていないクライエントさんは約6割おられます。
カウンセリングをしている中で、医療・医学的治療が必要な時には提携している医療機関を案内・紹介いたします。
医療機関ではないので、健康保険は使えません。基本的には自費となります。EAPプロバイダーと契約している会社の社員とその家族はEAPの負担でカウンセリングを受けることは可能です。その場合、ほとんどの場合、5回まで等の回数は限定されます。また、東京都に在住の生活保護受給者は年間72,000円のカウンセリング料金の助成が利用できます。詳細は以下のページをご覧ください。
当オフイスは医療機関ではなく、またカウンセラーは医師資格を持っていないので、薬を処方することはできません。薬が必要であれば、近医をご紹介いたしますので、申し出てください。
診断書は医師が書くものなので、カウンセラーが書くことはできません。ただ、カウンセラーの見立てや見解を、意見書という形で書くことはできます。その際には文書料として3,000円を頂きます。
その他にご不明な点や心配な点、分からない点があれば電話(045-642-5466)か問い合せフォームからご連絡ください。