私はここ数年ほど、事例検討会でコンサルテーションをしたり、スーパービジョンでバイジーの事例を指導したりする仕事が徐々に増えてきています。そこでの解釈するという機能について考察しました。
心理臨床学研究35-1が届きました。その中で、成田善弘先生が「個人心理療法は臨床の要である」というタイトルで巻頭言を書いていました。非常に共感できる内容でした。その巻頭言について思ったことを書きます。
集団心理学と自我の分析(1921)を読み終えました。あらためて読むと非常に刺激的な論文でした。この論文はフロイト精神分析理論の中期と後期の橋渡し的な位置づけにあるように思えます。その点について解説します。
フロイトの1921年の論文である「集団心理学と自我の分析」について書いています。フロイトの集団についての理解は現代社会についても相当、当てはまるところがあるのではないかということについて論じています。
祖父江典人、細澤仁(編)「日常臨床に活かす精神分析-現場に生きる臨床家のために」誠信書房 2017年を読んだ感想です。
公認心理師法案が成立し、現在はカウンセリングなどの業務をどうするのかといった制度設計について議論や検討が行われています。その中で公認心理師の訓練を専修学校でも行うことができるようになるかもしれないという話も上がってきています。今回はそのことについて書きます。
初回のカウンセリングの時に書いてもらっていた問診票や、説明していた同意書をホームページに掲載しました。初回カウンセリングの前に読んでおいてもらい、記入して持参いただくか、あらかじめメールで送信しておいてもらえるとカウンセリング時間の節約になります。
S.F,キャセッセ(著) 木部則雄、脇谷順子(訳) 山上千鶴子(解題・訳)「入門 メルツァーの精神分析論考-フロイト・クライン・ビオンからの系譜」 岩崎学術出版社 2001年/2005年を読んだ感想です。
カウンセラーがクライエントに向ける感情、思考、行動を逆転移と言います。逆転移は昔は有害と考えられていましたが、今ではカウンセリングの実施に必須のものになりました。逆転移を活用するためには教育分析やスーパービジョンなどの訓練が必要です。
自己開示はさまざまなカウンセリングの流派から研究されてきています。ここではカウンセリングにおいてカウンセラーがクライエントに自己開示をすることについてまとめました。
カウンセリングにおいて、カウンセラーとクライエントさんの間で信頼関係は重要なファクターになります。
日本精神分析協会における精神分析家になるための訓練システムについてまとめています。
時にはカウンセリングで辛い気持ちになったり、苦しくなったりすることもあります。そうした時、カウンセリングを中断したくなったり、カウンセラーを変えたくなったりすることもありますが、それを安易にしてしまうことのデメリットについて書きました。
精神分析というと、一般的な理解として、カウンセラーがその人の無意識を取り出し、それをクライエントに解釈として伝えるというイメージが大きいのではないかと思います。しかし、それが本当にそうなのかどうかをここでは書いてみたいと思います。
カウンセリングの時にカウンセラーに話したことは原則的には他者に漏らされることはありません。そうすることによって、クライエントが安心して自分の話をカウンセラーにすることができます。そうしたことを守秘義務と言います。ここではその守秘義務のことについて少し説明したいと思います。
臨床心理士になるための訓練や必要なことについて解説しています。臨床心理士の資格を取ることも大変ですし、とった後も 研鑽は続くので、それなりに負担はあります。しかし、それでも非常にやりがいのある仕事です。
精神分析の要であるビオンがその初期の頃に書き表した「集団の経験-ビオンの精神分析的集団論-」(金剛出版)を読んだ感想を書きました。
ハンナ・スィーガル(著) 松木邦裕(訳)「クライン派の臨床 ハンナ・スィーガル論文集」 岩崎学術出版社 1981年/1988年を読んだ上での感想を書きます。
AA日本出版局(訳)「アルコホーリクス・アノニマス-無名のアルコホーリクたち-(ポケット版)」 NPO法人AAゼネラルサービス 発行 2003年を読みました。その上での感想や今日のアルコール依存、アルコール使用障害についての研究や治療方法について書きました。
映画「容疑者Xの献身」からみた真実という苦痛についてという観点から考察しました。
ハンナ・シーガル(著) 新宮一成 他(訳)「夢・幻想・芸術―象徴作用の精神分析理論」 金剛出版 1991年/1994年を読んだ感想を書いています。
過重労働から従業員を守る規定や法律はいくつかあり、利用することにより過労死や自殺を防ぐことができます。
先日の日曜日に横浜精神分析研究会の特別セミナーを開催しました。そこでの感想を書きました。
フロイトや精神分析は愛についてどう考えているのかについて書きました。
カウンセリングに影響を及ぼすカウンセラーの雇用形態についての考察です。
日本心理臨床学会第35回秋季大会が、2016-09-03~2016-09-07にかけてパシフィコ横浜において開催されました。そこで、この学会の文化や重点の変遷と、それに対する意見を書きました。
日本心理臨床学会第35回秋季大会の最終日の自主シンポでは川畑直人先生が企画するインターパーソナルと逆転移のセクションに参加した。そこで刺激を受けて、思いついたことを述べます。
東京都スクールカウンセラー連絡会・研修会について
フロイトが1914年に書いた論文「想起、反復、ワークスルー」についての覚書です。
精神療法編集委員会(編集)「雑誌 精神療法-精神分析の現在-」金剛出版 2016年を読んだ感想を書きました。
