令和元年6月6日(木)から9日(金)まで横浜のパシフィコ横浜で日本心理臨床学会第38回大会が開催されました。心理臨床家が一堂に集まる大きな学会です。私も毎年のように参加し、発表し、同業者との友好を深めています。その学会の参加した感想を書いてみたいと思います。
カウンセリングや精神分析的セラピーにおいて解釈は極めて重要ですが、解釈することへの不安のため解釈を控えてしまうカウンセラーの在り方について考えてみます。
宮地尚子(著)「トラウマの医療人類学」 みすず書房 2005年を読んだ感想です。
カウンセリングをする上で話を聴くこと、つまり傾聴は基本的な営みです。そして、そうしたことをクライエントが求めることは不自然なことではありません。しかし、そうしたことが第一になってしまうことによる弊害もあります。そうしたことについてここでは書いていきます。
大学院で必要単位を取得できず、公認心理師の受験資格がなく、困っている人へのアドバイスです。方法によっては受験資格を得ることができるので、以下の文章を参照してみてください。
アンナ・フロイト「自我と防衛(1936)」誠信書房を横浜精神分析研究会の文献講読で輪読した時に考えたことを書きました。
人の優しさや人との交流といった一見は肯定的なことを苦痛に感じてしまう一群のクライエントがいます。そうしたクライエントに対する対応やカウンセリングについて書いています。
丹治光浩(編)「失敗から学ぶ心理臨床」星和書店 2002年を読んだ感想です。
カウンセリングではカウンセラーとクライエントが時には非常に険悪で、緊迫した、否定的な関係性が展開することがあります。もしくは、一見表面的には良性の関係があるように見えて、裏に疑心暗鬼などの否定的な関係が隠されていることもあります。
西園昌久(編著)「SSTの技法と理論-さらなる展開を求めて」 金剛出版 2009年を読んだ感想を書きました。
日本精神分析学会第64回大会が終了し、既に数日が経ってしまいましたが、その学会参加の報告を書いてみたいと思います。
臨床症状がなくても深い生きづらさを抱えるクライエントへの理解と支援を解説。否定的アイデンティティや人生の棚卸しとしてのカウンセリングの重要性、臨床での向き合い方や実践の工夫、支援者に求められる姿勢や継続的な関わりの意義を詳しくわかりやすく紹介します。
精神科に通院するクライエントは心理的な苦痛が大きいため、精神科医に様々なものを期待します。その中には話を聴いてくれることや、カウンセリングを求められます。しかし、精神科医が長時間の対応をすることはいくつかの理由で困難なのです。
新宮一成(著)「ラカンの精神分析」講談社現代新書 1995年を読んだ感想です。ラカンの理論は非常に独自的で、精神分析のみならず哲学や思想、文化論に多大な影響を及ぼしました。ラカンの理論は難解で、理解しがたいところが多いですが、知的創造を刺激されてしまいます。
日本心理臨床学会第37回に参加し、その最終日に自主シンポジウムを開催しました。テーマは「開業臨床のやりがいと楽しみ」です。そこでの発表や討論をまとめました。
日本心理臨床学会第37回大会(2018-8-30から2018-09-02)が神戸国際会議場で開催されました。それに参加したので、感想記を書きたいと思います。
発達障害に対するEMDRですが、最近になって徐々にその実践報告や研究などが公表されるようになってきました。私もそうした少なからず発達障害にEMDRをする経験があるので、そのポイントなどについて書いてみたいと思います。
妙木浩之(著)「エディプス・コンプレックス論争」講談社選書メチエ 2002年を読みました。フロイトとその弟子を巡るエディプス葛藤とそれによる複雑な関係性について資料を基に読み解いています。時にはスキャンダラスなことも多々あったようです。
カウンセリングにおけるエビデンスベースドの考え方について書いています。エビデンスとは何かについて基本的なことをまとめています。また、精神分析のエビデンスについても書いています。
堀忠雄(著)「快適睡眠のすすめ」岩波書店 2000年を読んだ感想を書きました。カウンセリングをしていく上で、睡眠や不眠についての知識があると非常に便利です。
ウィニコットの母子関係論と治療論のセミナーの案内ページです。
カウンセリングでは気付きと生きている感覚ということが重視されます。その気付くということと生きている感覚とはどういうことなのかについて書いています。
D,W,ウィニコット(著) 橋本雅雄、大矢泰士(監訳)「新版 子どもの治療相談面接」 岩崎学術出版社 2011年を読んだ感想を書きました。
心理オフィスKは開業から丸3年が経ちました。その挨拶のようなことや、近況のようなことを書いています。
オットー・ランクは1924年に「出生外傷」という本を出版しました。この出生外傷というアイデアは、実は現代精神分析に通じる非常に有用な概念であると同時に、ランクの幼少期の体験やそこから生まれた願望も含まれています。ここではそうしたことについて書いています。
ジェラルド・アドラー(著)近藤三男、成田善弘(訳)「境界例と自己対象-精神分析の内在化理論」金剛出版 1998年の感想です。著者は自己心理学や間主観性学派で、境界例を欠損モデルから捉え、ホールディングの技法を重視した治療スタイルです。
日本で初めての心理職の国家資格である公認心理師についての概要、歴史、業務、働く領域、倫理、カリキュラム、受験資格、現任者講習会、問題点などについて説明しています。全体像、アウトラインを知ることができるように要点のみを押さえています。
村上宣寛(著)「心理テストはウソでした-受けたみんなが馬鹿を見た」日経BP社 2005年を読んだ感想です。本書は主にロールシャッハテストについての批判を展開しています。しかし、多少ロールシャッハテストについての誤解に基づいているようなところもあったので、それに対する批判を書きました。
公認心理師には倫理規定があり、その中に二重関係や利益誘導、私的利用などを厳に戒めています。そうした中、医療機関にその併設するカウンセリングルームのパンフレットを置くことは倫理に抵触するかどうか、するとしたらどう回避すればよいのか、といった問題についてここでは書いています。
岩本隆茂、木津明彦(共編)「非対面心理療法の基礎と実際 インターネット時代のカウンセリング」 培風館 2005年を読んだ感想を書きます。最近ではSNSが主流ですが、この時代にはまだそうしたものが少なかったようです。ちなみに当オフィスでもSkypeや電話を用いたオンラインカウンセリングを実施しています。
