HSPの特徴
目次
1.HSPの4つの特徴
HSPには4つの特徴があります。HSPの気質と言っても良いでしょう。そして、それぞれの頭文字をとって「DOES」といいます。
ここではその4つの特徴について解説していきます。
(1)処理の深さ(Depth of processing)
HSPは感覚的な刺激を強く、深く受け取り、処理する傾向があります。そのため、長い時間考えたり、物事を深く掘り下げて考えたり、生真面目に受け取ったりします。言い換えるなら敏感になってしまいやすい、感情的になってしまいやすいと言えます。
あまりにも深く考え込み過ぎてしまい、うつ症状になってしまうという傾向もあります。
(2)刺激の受けやすさ(Overstimulated)
人間は無意味な刺激や過剰な刺激、環境からの刺激にはフィルターをかけ、あまり感じないようにします。そして、重要な事柄のみキャッチし、把握します。しかし、HSPはこうしたフィルターが弱いため、全ての刺激が心の中に入り込んでくるという特徴があります。
そのため、一度にたくさんの情報を処理しなければならないので、疲労感や倦怠感などの症状ができることもあります。こうした繊細さゆえにストレスはためてしまいがちです。
(3)情緒的な反応と高い共感性(Emotional reactivity and high Empathy)
感情や情緒が揺さぶられやすく、敏感に反応してしまう特徴があります。人の考えや気持ちを察知し、同情や共感をしてしまい、相手に入り込んでしまう傾向があります。そのため、人との関係に巻き込まれたり、巻き込んだりしてしまい、トラブルになってしまいます。感情不安定といった症状になることもあります。
反面では、芸術や文化に強く惹かれ、感動することができます。また繊細で、人の傷つきを理解しやすいため、人に対して優しく接するといった良い特徴も見られます。
(4)些細な刺激に対する感受性(Sensitivity to Subtle stimuli)
刺激をキャッチする五感の感度が非常に強く、通常であれば知覚できないような感覚や感情も敏感にキャッチしてしまいます。そして、キャッチした感覚を長い時間にわたって感じ続けてしまう傾向があります。
そのため、大きな音や騒がしい環境では非常に苦痛を感じたり、疲れてしまったりします。人から言われた些細な事柄にひどく傷つき、それを引きづり、後々にわたるまで覚えていたりします。
それが時にはうつ症状や不安症状、感情不安定になったりすることもあります。
2.HSPについてのトピック
HSPについてのいくつかのトピックです。HSPについてさらに詳細に知りたい方は以下をご覧ください。
3.HSPについてのカウンセリングを受けたい
HSPには4つの特徴があり、全てに該当する人もいれば、反対に1~2つほどしか該当しない人もいます。しかし、いずれの特徴も時には非常にストレスとなってしまいます。
こうしたことを上手に回避したり、解決したりするためのカウンセリングが役立つこともあります。カウンセリングをご希望の方は以下からお申し込みください。