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うつ病に関連する疾患・障害

うつ病は抑うつ気分を主とする精神障害ですが、それに関連した精神疾患・精神障害があります。ここではそれらについて解説をしていきます。

1.うつ病と関連するいくつか精神障害

(1)適応障害

適応障害とは、急なストレスや緊張が原因で心身に様々な症状が現れる状態のことです。不眠や食欲不振、倦怠感、不安、イライラなどが現れる場合があります。適応障害になると、一般的にはある社会環境において柔軟に対応することができず、その結果として多種多様な心身の不調な症状があらわれて実生活に少なからず支障をきたしてしまいます。

(2)双極性障害

双極性障害は、気分が極端に高揚する「躁状態」と、極端に沈んでしまう「うつ状態」が交互に現れる病気です。躁状態では、興奮や多弁、行動の増加などが見られ、うつ状態では、無気力や憂鬱な気分、睡眠障害が起こります。また自殺率が高い病気の一つとしても知られています。

(3)産後うつ

産後うつは、出産後に起こるうつ病の一種で、ホルモンの変化や睡眠不足、ストレスなどが原因とされます。症状には、憂うつや無気力、食欲不振や不眠、赤ちゃんへの興味が持てないなどがあります。診断的には、産後うつは、出産してから約1ヶ月以内に発症する大うつ病であると定義されており、本邦ではおおむね15%前後の出産後女性に認められる疾患であると伝えられています。

(4)非定型うつ病

非定型うつ病(新型うつ病)は、定型的なうつ病とは異なる症状を呈するうつ病の一種です。症状としては、食欲や睡眠などの生理的変化が少なく、過食や過眠などの反応過度な症状が見られることがあります。また、社交不安や過剰な敏感性、拒食症状も出ることがあります。非定型うつ病では、気分の変動が大きく、怒りや攻撃性が出ることもあったり、他責的になったりなどします。また、週末などの休日では症状が治まり、趣味や活動を楽しむことも見られます。さらに、抗うつ薬などが効きにくいという特徴もあります。

(5)冬季うつ

冬季うつとは、一年のうち、秋の終わりから冬なると発症するうつ病です。「季節性感情障害」「季節性うつ病」「ウィンターブルー」とも呼ばれています。10月くらいから冬にかけて、気分の落ち込み、意欲低下、過眠、過食などの症状が現れます。春から夏にかけて、これらの症状が軽快するのが特徴です。男性よりも女性に多く、特に20歳代の女性に多いのが特徴です。

(6)うつ病の初期症状

うつ病の初期症状には精神面、身体面、行動面にそれぞれ特徴的なことがあらわれます。うつ病は、早いうちに見つけて治療を始めれば、早期に社会復帰しやすくなります。また今後、うつ病に近い状態になったとしても、早めに気付くことで症状緩和の対策を行いながらうまく付き合っていくことができるでしょう。

(7)職場の中のうつ病の方への接し方

うつ病になりかけたり、うつ病になってしまった同僚への接し方には気を付ける点がいくつかあります。過度に気遣って遠まわしな言い方をしない、禁句を使わない、休暇を取らせる、話をじっくり聞く時間を作る、専門医の受診やカウンセリングをすすめる、などを心がけてあげると良いでしょう。

(8)うつ病の家族や友人への接し方

家族や友人がうつ病になった時にはいくつかの対応の仕方があります。うつ病の人の苦しさを共感し、受容することが大切です。うつ病の人を受け入れると言っても良いでしょう。また、決して無理強いをしないことも大事なコツです。さらに「励まさない」ことは重要なポイントのひとつです。

(9)適応障害の休職

適応障害と診断された場合、ストレスの原因となっているものから離れて休養する必要があります。原因がプライベートなことであれば、その問題から離れることで回復する可能性がありますが、仕事の場合は休職したほうが良い場合もあります。症状を悪化させないためにも、身体を休ませましょう。そのためにはまず病院を受診し、職場に相談し、休職のための手続きを行います。

2.うつ病についてのトピック

3.うつ病のカウンセリングを受ける

うつ病は苦痛が強い精神障害・精神疾患ですが、適切な服薬治療やカウンセリング(認知行動療法)などで改善します。当オフィスでは認知行動療法やカウンセリングを行っておりますので、希望の方は以下からお申し込みください。