概要
ナタリー・ロジャーズが開発した表現アートセラピーの大きな特徴は「クリエイティブ・コネクション」と呼ばれる手法があることです。クリエイティブ・コネクションとは描画、ライティング、動き、音など様々なアート表現を連続して行うプロセスのなかで、螺旋を描くように身体、頭、感情、スピリチュアリティ(霊性)の深みへと降り、自身の中核に触れることができる手法です。アート・スキルの上手/下手はまったく関係ありません。また、出来上がった作品を分析解釈をせず、あくまでも表現者が安心して自己を表現できる環境(場)を提供していくことが大きな特徴です。
表現アートセラピーについて試行錯誤しながら「表現アートセラピーを学ぶ(2022)」「表現アートセラピーを体験しよう(2023)」のテーマで2回研修を行ってきました。今回はアート表現でなじみ深い描画を体験しながら、色、線、形で表現される視覚アートの意味を探り、掘り下げる様々な方法についてお伝えし、クリエイティブ・コネクションも体験していただきます。
また、今回は楽器(或いは単に音を出す媒体)を使いながら「音」も表現のプロセスに用いてみます。音は波動であり、世界は波動でできているともいわれていますが、二次元の描画を「音」に変換し表現することで、自身の感情やメッセージを解放できる一つの表現方法を体験する機会にもなることでしょう。
クリエイティブ・コネクションは日本ではまだ馴染みはないかもしれませんが、表現アートセラピーを行う上で欠かせない手法です。この機会に是非学んでいただければと思います。
準備するもの
- 画材(クレパスか色鉛筆)
- B4かA4の画用紙(もしくはコピー用紙でも可)2~3枚
- A4のコピー用紙1~2枚
- 笛、ハーモニカ、カスタネット、タンバリン、小太鼓など持ち運びできる簡易な楽器
本セミナーで学べること
- 表現アートセラピーの基礎知識
- クリエイティブ・コネクションの概要
- 感性とセンスの向上
講師
水間みどり 先生
- 所属:“わたしに還る宿 古民家羅美” 代表、国立法人医療センター附属看護学校、私立中学高校スクールカウンセラー
- 資格:臨床心理士、公認心理師、表現アートセラピスト
- 学歴:龍谷大学大学院文学研究科〈臨床心理領域〉修了(教育学修士)
- 所属学会:日本心理臨床学会、日本人間性心理学会、International Expressive Arts Therapy Association、京都府臨床心理士会
- 経歴:2000年に表現アートセラピーに出会い、自身の変化を身をもって体験したため、本来の自分を取り戻すためのツールとして表現アートセラピ―をより多くの人に知ってもらいたいことと、より多くの人が自分の潜在力に目覚め、気づいていってほしいとの思いから、現在は京都府北部の古民家で自然と触れ合いながら、アートセラピーを含む幅広い体験のできる宿の経営とともに、月一のサロンなどの活動もしています。
以下は水間先生が講師をしている他のセミナーです
セミナーの紹介
レジュメの一部
セミナーの様子の一部
動画の内容
本セミナーでは、臨床心理士・公認心理師・表現アートセラピストの水間みどり先生を講師にお迎えし、ナタリー・ロジャーズが発展させたパーソン・センタード表現アートセラピーと、その中核となる「クリエイティブ・コネクション」について取り上げています。描画、ライティング、身体の動き、声や音など、複数の表現方法を連続して用いることで、自分の感情や身体感覚、内的世界へと徐々に触れていくプロセスを解説しています。
まず、表現アートセラピーでは、作品の上手・下手や芸術的な完成度を評価するのではなく、表現するプロセスそのものを大切にします。また、セラピストが作品を一方的に分析・解釈するのではなく、表現した本人が自分にとっての意味を見いだしていけるよう、安全で自由に表現できる「場」を提供することが重要です。こうしたパーソン・センタードな姿勢と表現アートセラピーとの関係について整理しています。
クリエイティブ・コネクションについては、一つの表現形式だけで完結させず、描画から言葉、身体表現、音、再び描画へというように、異なる表現媒体をつないでいく方法を紹介しています。表現方法を変えることで、それまで言葉にならなかった感情やイメージが新しい形で現れ、自分自身への理解を深めていくプロセスを扱っています。
具体的には、描いた作品について一人称で語る方法、作品の一部分を拡大してさらに描いてみる方法、作品から浮かんだ言葉を自由に書くフリーライティング、物語や詩をつくる方法、描画を身体の動きとして表現する方法などを紹介しています。さらに、声や簡単な楽器を用いて絵を「音」に変換し、感情やメッセージを表現する方法についても取り上げています。
また、身体を自由に動かすムーブメント、声や音楽、ライティングなど、それぞれの表現媒体が持つ特徴についても解説しています。とくに声や音は、感情を解放したり緊張を緩和したりする表現手段として位置づけられ、描画とは異なる感覚から自分自身にアクセスする方法として紹介されています。
本セミナーでは、表現アートセラピーを単なる「絵を描く心理療法」としてではなく、描画、言葉、身体、音などを行き来しながら、自分の感情、過去の体験、現在の状態、内的世界などに気づいていく総合的なアプローチとして紹介しています。アートセラピーを初めて学ぶ方はもちろん、言葉だけでは表現しにくいクライエントへの支援方法を広げたい心理職・対人援助職にも参考になる内容となっています。
収録時間
約2時間30分
オンデマンド視聴期間
無期限
参加費
2,700円
- 体調不良、急用、家庭の用事など個人的な理由であってもキャンセルの場合には返金します。
- 支払い方法はクレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、ペイジー(Pay-Easy)等があります。
- 自治体などで請求書払いが必要な方はこちらの【請求書払いの申し込みフォーム】からご連絡ください。
オンライン開催
オンデマンド視聴はVimeoを用いています。視聴可能かどうかはこのテスト視聴のページをご覧ください。映像と音声がうまく再生できていればオンデマンドは視聴可能です。
参加資格
臨床心理士、公認心理師、医師、心理職、カウンセラー、精神保健福祉士、社会福祉士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、看護師、保育士、教師などの資格をもつ対人援助の専門家、大学院生、一般の方など。
アートセラピーなどに興味を持っていればどなたでも参加可能です。
臨床心理士更新ポイント
臨床心理士の更新のために必要な要件を満たしてないので、ポイントは取得できません。
申し込み期日
無期限
参加方法
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