■概要
このセミナーでは、2021年に行った二つの研修のアンケートでリクエストがあったトピックとして、カウンセリングで臨床家が出会ういくつかの困難について考えることを目的にしています。
- 自死
- 思春期
- 面接の中断
臨床家にとって、それぞれが避けにくいものです。カウンセリングには回復や改善に至る円満な終了もありますが、さまざなま事情での中断があります。臨床家のほうの事情(退職や転職、病気など)のこともあれば、クライエントの事情のこともあるでしょう。
そこには少なからず、死にまつわる話題が含まれてきます。カウンセリング場面で、死にたいと言われることは稀ではありません。自傷行為を繰り返す方、低体重の方、より危険性の高い行動を試みる方との面接を続けて行くこともあります。
特に、思春期のケースでは、彼らのエネルギーに臨床家のほうが圧倒されそうになることもあるかもしれません。臨床家のほうが試されるような場面でどのように、何ができるかを考えるセミナーにしたいと思います。
そのうえで、臨床家の事情でカウンセリングを中断や終結しなければならない場面で、どのように終了するのかを、ソリューション・フォーカスド・アプローチの知見を用いながら例示したいと考えています。
年度の終わりは、異動や転職に伴い、ケースの引継ぎも生じると思いますので、そのような場面にも役立つようなものになればと思います。また、講師の体験をベースとした内容にはなりますが、精神科クリニックに20年勤務してきた経験が皆さんのお役に立てれば幸いです。
上記は配布資料の最初の3ページです。こんな感じのセミナーになります。
上記はセミナーの冒頭5分ほどのサンプル動画です。
■本セミナーで学べること
- クライエントの自死や自傷への対応
- 思春期のクライエントの対応
- 面接の中断や終結に対する対応
- その他、カウンセリングで出会う困難な事態に対する対応
等々
■講師
福地周子 先生
- 所属機関:橿日会かしい心療クリニック、こころの相談室ねこのて
- 保持資格:公認心理師、臨床心理士
- 所属学会:日本心理臨床学会、日本ブリーフサイコセラピー学会、日本精神分析学会
- 出身大学院:早稲田大学大学院、久留米大学大学院
- これまでの経歴:早稲田大学大学院で教育学修士取得後、会社員経験を経て、久留米大学大学院に進学し、臨床心理学を学びました。2002年から現在まで、橿日会かしい心療クリニックに勤務しています。並行して、福岡県スクールカウンセラー、福岡女子短期大学非常勤講師として勤務していた時期もあります。
■収録時間
約5時間
■アーカイブの視聴期間
無期限
■参加費
3,980円
- 体調不良、急用、家庭の用事など個人的な理由であってもキャンセルの場合には返金します。
- 支払い方法はクレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、ペイジー(Pay-Easy)等があります。
- 自治体などで請求書払いが必要な方はこちらの[請求書払いの申し込みフォーム]からご連絡ください。
■アーカイブの視聴
アーカイブ視聴はVimeoを用いています。視聴可能かどうかはこのテスト視聴のページをご覧ください。映像と音声がうまく再生できていればアーカイブは視聴可能です。
■参加資格
臨床心理士、公認心理師、医師、精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、キャリアコンサルタント、看護師、教師、保育士、臨床心理士養成大学院の院生など。カウンセリングや心理面接の中で困難について関心のある方。
■臨床心理士更新ポイント
臨床心理士の更新のためのポイントを2条(4)の項目(2ポイント)で申請し、承認済です。また、アーカイブ視聴でもポイント取得可能です。
■申し込み期日
なし
■参加申し込み
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