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精神分析臨床におけるパーソナリティ障害【セミナー】

概要

このセミナーでは、境界性パーソナリティ障害と自己愛パーソナリティ障害についての精神分析的な理解や実践法について講義します

境界性パーソナリティ障害は危険な破壊的な行動をしばしば行い、対人関係が非常にシビアになります。また自己愛パーソナリティ障害は非常に尊大である一方で、傷つきやすく、対人関係が不安定になってしまいます。ちなみに引きこもりの一部にはこの自己愛パーソナリティ障害が深く関連しています。

これらのため、カウンセリングや心理相談、精神医療の中でカウンセラーと持続的で、安定的な関係を結ぶことが困難で、支援が非常に混迷を極めてしまうことがしばしばあります。そのため、カウンセラーによっては彼ら彼女らを敬遠したり、距離をとってしまうことがあります。

しかし、境界性パーソナリティ障害と自己愛パーソナリティ障害の方はその根底には強い心理的な苦痛や苦悩を抱えており、それが心の中に収めることができず、対人関係や社会の中で溢れてしまっているだけなのです。つまり、境界性パーソナリティ障害と自己愛パーソナリティ障害は破壊的な行動や不安定な対人関係に問題の中核があるのではなく、心理的な苦痛と苦悩にその核があるのです

このセミナーでは、そうした心理的な苦痛や苦悩をどのように理解し、接近し、関係を築いて、問題を解決していくのかについてお話します。カウンセラーだけではなく、医師、ソーシャルワーカー、教師、言語聴覚士、看護師、作業療法士など対人援助職の人にも境界性パーソナリティ障害と自己愛パーソナリティ障害との付き合いの参考になる内容となっています。

講師

北川清一郎

北川清一郎 先生

  • 所属:(株)心理オフィスK 代表取締役
  • 資格:臨床心理士、公認心理師、日本精神分析学会認定心理療法士、など
  • 学会:日本心理臨床学会、日本精神分析学会、日本EMDR学会、など
  • 出身大学院:関西大学、関西大学大学院
  • 経歴:関西大学大学院で臨床心理学を修了。その後、精神科、精神病院、総合病院、教育センター、公立学校SC、児童相談所、EAP、大学相談室などを経て、2015年7月に(株)心理オフィスKを開業。

セミナーの紹介

レジュメの一部

精神分析臨床におけるパーソナリティ障害レジュメの一部

動画の内容

本セミナーでは、臨床心理士・公認心理師の北川清一郎を講師に、境界性パーソナリティ障害(BPD)と自己愛パーソナリティ障害(NPD)について、精神分析・精神力動的な観点から理解し、実際の支援や心理療法にどのようにつなげるのかを解説しています。目立った行動や対人関係上の問題だけを見るのではなく、その背後にある強い心理的苦痛や葛藤に目を向け、治療者がどのように関係を築いていくのかを考えることが本セミナーの中心的なテーマです。

前半のBPDでは、その精神分析的理解の歴史をたどりながら、カンバーグの「攻撃性」、マスターソンの「葛藤」、アドラーの「欠損」という異なる理論的視点を紹介しています。スプリッティング、投影同一化、原始的理想化などの防衛機制や、見捨てられ抑うつ、自己形成の問題などを通して、自傷や衝動的行動、激しい怒り、不安定な対人関係がどのような心的背景から生じるのかを整理しています。

また、BPDへの心理療法では、治療者一人で抱え込まずチームで対応すること、時間・料金・頻度などの治療構造を守るリミットセッティング、共通の治療目標を設定する治療同盟など、実践上重要となるポイントを取り上げています。さらに、行動化を単に禁止・非難するのではなく、その背後にある心的苦痛を理解し、言葉として扱えるよう支援していく考え方を解説しています。

BPD臨床で特に重要となる「逆転移」についても詳しく扱います。クライエントとの関係の中で治療者に生じる感情、思考、身体感覚などを単なる個人的反応として片づけるのではなく、クライエントの心的世界を理解する手がかりとしてモニターする方法を紹介しています。また、チームでの話し合い、事例検討会、スーパービジョン、教育分析などを通して、逆転移を安全に検討する必要性も解説しています。

後半のNPDでは、フロイトの自己愛論を出発点として、自己愛に含まれる「攻撃性」と「傷つきやすさ」、そして誇大的で強い自己と、恥や劣等感を抱えた弱い自己という二つの側面を取り上げています。どちらか一方だけで理解するのではなく、解釈、共感、ホールディングを組み合わせながら、その人の自己愛を不用意に脅かさずに関わる視点を紹介しています。

さらに、自己愛の問題とひきこもりとの関連にも焦点を当てています。「傷つきたくないために社会参加を避ける」という平衡状態や、家族との関係の固定化などを精神力動的に捉え、本人へのカウンセリングだけでなく、家族の孤立を防ぐこと、リスクを評価すること、第三者との関係や地域の支援資源につなげることなど、実際の支援方法を解説しています。

パーソナリティ障害のあるクライエントとの関係に難しさを感じている方や、表面的な行動だけではなく、その背後にある心の動きをより深く理解したい心理職・対人援助職に、精神分析的な見立てと具体的な関わり方を整理していただける内容となっています。

収録時間

約2時間

オンデマンド視聴期間

無期限

参加費

1,900円

  • 体調不良、急用、家庭の用事など個人的な理由であってもキャンセルの場合には返金します
  • 支払い方法はクレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、ペイジー(Pay-Easy)等があります。
  • 自治体などで請求書払いが必要な方はこちらの【請求書払いの申し込みフォーム】からご連絡ください。

オンデマンドの視聴

オンデマンド視聴はVimeoを用いています。視聴可能かどうかはこのテスト視聴のページをご覧ください。映像と音声がうまく再生できていればオンデマンドは視聴可能です。

参加資格

臨床心理士、公認心理師、医師、心理職、カウンセラー、精神保健福祉士、社会福祉士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、看護師、保育士、教師などの資格をもつ対人援助の専門家、大学院生など。

精神分析や境界性パーソナリティ障害、自己愛パーソナリティ障害などに興味を持っている方など、どなたでも参加可能です

臨床心理士更新ポイント

臨床心理士の更新のために必要な要件を満たしてないので、ポイントは取得できません。

申し込み期日

無期限

参加方法

  1. 下の「セミナーに参加する」ボタンを押す
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