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ロールシャッハテスト

ヘルマン・ロールシャッハという精神科医が1921年に「精神診断学」を刊行しました。これが現在のロールシャッハ・テストの出発点になっています。インクを落として偶然できた模様を見ていただく検査で、主にパーソナリティの理解を目的として行われています。

同じ雲を見ても、ある人は綿菓子に、別の人は恐竜に、また違う人はクレーン車に見えたりします。あいまいなものをどう見るか、どう処理していくかに、その人らしさが表れます。検査を受ける方が、あいまいな状況に独自の何かを表現してくれることを活かす、投影法という心理検査の1つです。しかし一方で、ロールシャッハ・テストは、本当に適切にその人のパーソナリティを捉えているのか、という点に課題を抱えています。また、検査には1~2時間の時間を要し、解釈にも時間を要することから、非効率という問題も指摘されています。

このような課題もある心理検査ですが、当オフィスでは、ご自身のパーソナリティについて理解を深めたい方などに実施しております。

<参考文献>

  • 天満翔、日高三喜夫(著)「ロールシャッハ・テストに関する近年の研究動向」 久留米大学心理学研究 2011; 10: 159-163.
  • 藤岡喜愛(著)「ロールシャッハ法」 氏原寛、亀口憲治、成田善弘、東口紘久、山中康裕(共編)「心理臨床大事典」 培風館 2004: 523-531.
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