スピリチュアル

スピリチュアルがこれほど広まった理由は、1988年にWHOが提案した「健康」の定義「Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity(健康とは、完全な身体的、心理的、スピリチュアル及び社会的福祉の動的な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない)」に由来すると思われます。

医療の領域では、癌などでスピリチュアルケアという文字を目にする機会が多いですし、アルコールや薬物、ギャンブルなど、自分の意志では依存を止めることができない、といった依存症の治療領域でも有用な概念です。現代社会におけるスピリチュアルは「人が生きるもっとも深い価値と意味」を見出すことといえるかもしれません。

しかし、一方でスピリチュアルは、超常的な現象を実際にあると信じる人が信奉する効果の乏しい占いやパワーストーン、お守り、エネルギー療法などを指すこともあります。こうしたスピリチュアルを信じて、没頭することで、現実を軽視してしまう人もあらわれました。また、こうした人をマーケットにしたスピリチュアル産業は急成長しており、さまざまなスピリチュアルを冠した商品が日々発売されています。

論考

スピリチュアルカウンセリングのリスク

読書

アルコール依存症の自助グループとエビデンスに基づいたカウンセリング