Skip to content Skip to sidebar Skip to footer
(株)心理オフィスK バナー
生まれることの大変さ

出生外傷

オットー・ランクが1924年に書いた「出生外傷」という本の要約と解説である。これまでフロイトがエディプスコンプレックスを発達の中心に添えていたのを、ランクは出生外傷に置き換え、定式化しなおした。またそれによって精神分析技法も大幅に変え、短期精神療法への草分け的存在へとなっていった。

Read More

リビドーをかきたてる

心的障害の精神分析に基づくリビドー発達史試論

フロイトの第一世代の弟子であるアブラハムがその死の前年に書いた「心的障害の精神分析に基づくリビドー発達史試論(1924)」についての要約と解説である。フロイトの発達論をさらに細分化し、かつ対象関係的な視点を織り交ぜ、後年のクライン派や対象関係論学派の橋渡しとなった人物である。

Read More

今を感じる

転移:全体状況として

ベティ・ジョセフの1985年の論文「転移:全体状況として」についての要約と解説です。ベティ・ジョセフはポスト・クライン派の精神分析家で、心的平衡、エナクトメント、全体状況としての転移などの概念を整備し、Here and nowの転移解釈の重要性をさらに打ち出した重要人物です。

Read More

実は自閉症

自我の発達における象徴形成の重要性

メラニー・クラインの1930年の論文「自我の発達における象徴形成の重要性」についての要約と解説である。この論文ではディックという4歳の男児のプレイアナリシスを取り上げている。クラインは彼を早発性痴呆、精神分裂病と診断しているが、その後、自閉症であるという理解に変化している。

Read More

オンラインでは扱えない何か

オンラインカウンセリングによって遠ざけられる心的苦痛

COVID-19(新型コロナウイルス)によりカウンセリングはオンライン化への大きく傾いています。来所できない遠方の人には非常に便利であると言えるでしょう。しかし、その利便性の陰に隠れてしまっているところにカウンセリングの本質があります。ここではそのことについて書きます。

Read More