概要
本セミナー「トラウマケア入門:ケアの基本と安定化」では、トラウマケアの基礎をわかりやすく学ぶことを目的としています。医療・教育・産業・福祉・司法・開業の各領域で働く方や、これらの分野を学ぶ学生・大学院生のうち、傾聴や共感を通じた支援の基本をすでに身につけており、今後トラウマケアについて体系的に学びたいと考えている方に最適な内容です。
第1部では、トラウマやそのケアに関するよくある誤解を整理します。たとえば、「トラウマは詳細を話せば治る」「時間が経てば自然に回復する」「トラウマ治療は非常につらい体験を伴う」といった考えをお持ちではないでしょうか。これらはいずれも誤解です。本セミナーでは、こうした誤解を正し、正確な知識を身につけていただきます。
第2部では、トラウマが心身に及ぼす影響を学び、トラウマケアの重要性を再認識します。そのうえで、トラウマの影響に配慮した支援のあり方である「トラウマインフォームドケア」について解説し、現在広く用いられているトラウマケアの手法をご紹介します。
第3部では、トラウマケアの基盤となる「安定化」のメカニズムと、回復力(レジリエンス)を促進する方法を取り上げます。講義だけでなく体験的なワークも取り入れ、現場ですぐに活用できるスキルを習得していただきます。
本セミナーは、支援者がクライエントに対して適切な支援を行うための知識と技術を学べるだけでなく、支援者自身の自己理解やセルフケアにも役立つ内容となっています。トラウマケアの第一歩を踏み出したいとお考えの方に、ぜひご参加いただきたいセミナーです。
本セミナーで学べること
- トラウマとトラウマケアの誤解と、正しい理解
- トラウマケアの重要性:逆境的小児期体験研究からの学び
- トラウマインフォームドケア
- トラウマと安定化:生理学的な仕組み
- 支援現場で役立つ、安定化スキル
講師
服部信子 先生
- 所属:トラウマ治療を専門とした個人開業オフィス代表、トラウマ・リソース研究所准上級講師
- 資格:博士(臨床心理)、カリフォルニア州認定心理療法士
- 学会:日本心理臨床学会、日本トラウマティックストレス学会、国際トラウマティックストレス学会、日本コミュニティ心理学会、レッドウッド・サイコロジカル・アソシエーション
- 社会的活動:米国公認非営利団体日米ケアCEO
日時
- 2025年10月13日(月祝)9:00~15:00(昼休憩11:30~12:30)
- アーカイブ視聴期間:2025年10月15日(水)~無期限
参加費
5,500円
- 体調不良、急用、家庭の用事など個人的な理由であってもキャンセルの場合には返金します。
- 支払い方法はクレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、ペイジー(Pay-Easy)があります。
- 自治体などで請求書払いが必要な方はこちらの【請求書払いの申し込みフォーム】からご連絡ください。
オンライン開催
ライブ配信
ライブ配信はZoomを用いています。
アーカイブ視聴
アーカイブ視聴はVimeoを用いています。視聴可能かどうかはこのテスト視聴のページをご覧ください。映像と音声がうまく再生できていればアーカイブは視聴可能です。
参加資格
臨床心理士、公認心理師、医師、心理職、カウンセラー、精神保健福祉士、社会福祉士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、看護師、保育士、教師などの資格をもつ対人援助の専門家、大学院生、一般の方など。トラウマやトラウマケアなどに興味を持っていればどなたでも参加可能です。
- 最適知識レベル:心理臨床知識中級者程度、かつトラウマケア初学者程度
臨床心理士更新ポイント
臨床心理士の更新のためのポイントを2条(4)の項目(2ポイント)で申請する予定です。また、アーカイブ視聴でもポイント取得可能です。
申し込み期日
- ライブ配信に参加の方:2025年10月13日(月祝)まで
- アーカイブ視聴を希望の方:無期限
参加方法
- 下の「セミナーに参加する」ボタンを押す
- ページが移動したら、「購入手続きに進む」ボタンを押す
- 名前、所属、メールアドレス、資格を記入し、支払い方法を選択する
- 選択した支払方法に従ってお支払いをする
- メールが届いたら、その中に記載された視聴案内のPDFファイルをダウンロードする