日常臨床のための対象関係論 横浜セミナー 第四期

日常臨床のための対象関係論 横浜セミナー 第四期のご案内
――対象・疾患別による心理療法の実際――

講師:愛知教育大学大学院 祖父江典人

事務局:心理オフィスK 北川清一郎

お知らせ

  1. 新型コロナウイルスの影響の為、開催の見通しが立たないため今年度のセミナーは中止となりました(2020-05-04)
  2. 開催日が一部変更となりました。令和2年5月17日の開催を中止にし、令和3年1月24日を追加開催します。それにともない、参加申し込みの期日を令和2年5月31日にしました(2020-02-29)

セミナー案内

本横浜セミナーも第四期目となりました。今日臨床心理士・公認心理師の職域が広がりを見せつつあることを鑑み、精神分析的な心理療法の基本を踏まえながらも、日常臨床への精神分析の活かし方を検討することを、本セミナーの趣旨としています。

では、精神分析の考え方の基本とは何でしょうか。それは、「自己を知る」ということに尽きるかもしれません。ですが、医療のみならず、福祉・教育・産業などに及ぶ今日の臨床のすそ野を考えた場合、自由連想や解釈を中心とした技法によって、その目的を果たそうとすることは現実的ではありません。

さらには、今日増えている自我脆弱なクライエントを前にして、端から自己の苦痛な側面を知っていくことを実践することも現実的ではありません。なぜなら、それらのやり方は、いわゆる陰性治療反応を容易に招き、さまざまな行動化や悪化を招きかねないからです。

また、日常臨床においては、自己の病理や性格を変えていくという考え方も現実的ではありません。なぜなら、思春期・青年期にもなれば、自己のパーソナリティの構造の基本は形成されています。そこを変えていこうとするセラピスト側の姿勢自体が、クライエントの自己否定感を増強させかねないからです。

ですから、たとえマゾヒズム、サディズム、自己愛、境界例などのパーソナリティ構造を有していようとも、そうした自己を知ったうえで、自己を変えるのではなくて、自己を活かそうとする視点が有用となります。病理と強みは裏腹だからです。たとえば、マゾヒズムの病理は我慢強さとして、健全な道に活かしえます。病理を知り、その苦痛をコンテインできれば、病理を活かす道は開かれうるのではないでしょうか。

今期は、「対象・疾患別による心理療法の実際」をテーマにし、精神病から神経症、発達障害や子どもまでも対象にし、より実践的・具体的な対象関係論の日常臨床への応用を検討していきたいと思います。乞うご期待ください。

なお、当日ご都合等によりセミナーに参加できなかった方には、講義部分の録音CDの貸し出しを行います。どうぞ今期も皆様のご参加をお待ちしております。

定員:

50名

会場:

八洲学園大学(〒220-0021 横浜市西区桜木町7-42)他

アクセス:

  • 横浜駅(東口)から徒歩10分
  • 横浜市営地下鉄「高島町」駅から徒歩1分
  • 横浜高速鉄道みなとみらい線「新高島」駅から徒歩5分
  • 京浜急行「戸部」駅から徒歩5分

※都合により会場が変更する場合もありますが、その際には必ず連絡させていただきます。

日程:

毎月1回令和2年6月より原則第一日曜日(午後1時から5時まで4時間)(令和3年1月のみ第四日曜日)

計10回

受講料:

4万円(院生、研究生3万円)

受講資格:

臨床心理士、公認心理師、医師、臨床心理系の大学院生、守秘義務を持つ専門家

締め切り:

令和2年5月31日

お申し込みは別添の「第四期参加申込書」に記入の上、下記事務局までメールか郵送でお申し込みください。振り込み口座等は,お申込のご連絡とともにメールにてご返事させて頂きます。

※なお、本セミナーは、日本臨床心理士資格認定協会、定例型(継続型)研修会(4ポイント)に認定されています。また、日本精神分析学会の認定研修グループにも認定されています。

事務局:

北川清一郎(心理オフィスK)
メールアドレス:yokopsy@s-office-k.com

講義について

時間:

13時より15時まで

テーマ:

対象・疾患別による心理療法の実際

スケジュール:

月日テーマ講師会場(予定)
2020年6月7日(日)精神病の心理療法の実際――オグデンの無体験な自我へのアプローチ祖父江典人八洲学園大学
2020年7月5日(日)不安性障害の心理療法の実際――土居の甘え技法のアプローチ未定
2020年8月2日(日)強迫性障害の心理療法の実際――モーニング・ワークのアプローチ八洲学園大学
2020年9月6日(日)スキゾイド・自己愛パーソナリティ障害の心理療法の実際――良性の投影同一化のアプローチ八洲学園大学
2020年10月4日(日)心的外傷の心理療法の実際――愛と憎しみの分割のアプローチ八洲学園大学
2020年11月1日(日)摂食障害の心理療法の実際――病理的組織化へのアプローチ八洲学園大学
2020年12月6日(日)抑うつ性障害の心理療法の実際――抑うつ不安へのアプローチ未定
2021年1月24日(日)成人アスペルガーの心理療法の実際――ビオン理論の応用アプローチ八洲学園大学
2021年2月7日(日)子どものプレイセラピーの実際1――クライン~タスティン系列のアプローチ八洲学園大学
2021年3月7日(日)子どものプレイセラピーの実際2――ウィニコット~アルバレズ系列のアプローチ八洲学園大学

※なお、上記講義を欠席された方は、希望により、録音CDの貸し出しを行います。

症例(事例)検討について

時間:

15時より17時まで

内容:

  • 参加者による症例(事例)提供と祖父江によるスーパービジョン方式です。症例(事例)発表者は、希望者の中から調整します。
  • なお、司会者を参加者の皆さんの中から順に立てる方向で調整します。後日事務局から問い合わせのメールをさせていただきます。
  • 症例(事例)検討の方法は、通常の検討会のやり方とあまり変わりません。事例の概要をA3 用紙1枚程度でまとめていただき、あとは初回からの面接経過をまとめてください。
  • まとめたものは、一週間前ぐらいに、事務局の方まで添付ファイルにてお送りください。当日人数分用意します。
  • なお、事例検討では、面接時間、面接頻度などの面接構造がはっきりしているセラピーのみならず、児童養護や精神科病院での取り組み、さらには30分面接などのケースも歓迎します。たとえ枠がはっきりしない構造の中でも、対象関係論の見立てや理解や技法が充分貢献しうるからです。

書籍

祖父江典人著『公認心理師のための精神分析入門――保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働領域での臨床実践』が2019年3月に誠信書房から刊行され、日常臨床に精神分析をどのように活かすかの実践的知識から、副題にあるような公認心理師のすべての職域に亘って、精神分析が具体的にどのように活かされうるのか、臨床素材をもとに解説しています。本セミナーの基礎知識としてよろしければお求めください。これを含め、計6冊をいずれも特別割安価格にて販売いたしますので、ご希望の方は、「第四期参加申込書」の中の該当欄にご記入ください。

書籍に関しては、下記6点を販売いたします。セミナーご参加のための基礎的知識として、よろしければお求めください。

なお、お渡しはセミナー当日にお渡しします。5月以降のご希望のセミナー月となりますので、お渡し希望月を参加申込書にご記入ください。代金はセミナー参加費と併せてお振込みください。

お申込み

お申込みは、申し込み書にご記入いただき、添付ファイルにて下記事務局メールまでお送りくださるか、もしくは下記事務局の住所宛てまで郵送にてお送りください。

メールアドレス:yokopsy@s-office-k.com

メールの件名に「第四期参加申込書添付」と表記下さい

住所:〒222-0021 横浜市港北区篠原北2-4-17 ライラック103号 北川清一郎

なお、参加申込書のご送付をもちまして、受講の確認とさせていただき、事務局より振込先口座等ご連絡いたします。

セミナー第四期参加申込書(PDF版)

セミナー第四期参加申込書(Word版)

セミナー案内

セミナーの案内(PDF版)

過去の開催

セミナー第三期(2019年)

セミナー第二期(2018年)

セミナー第一期(2017年)

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