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知人の女「家にカメラ設置、監視してるから」…5歳餓死(読売新聞)

知人の女「家にカメラ設置、監視してるから」…5歳餓死(読売新聞)

5歳の男児に十分な食事を与えず餓死させたとして、福岡県警は2日、同県篠栗(ささぐり)町の母親・碇(いかり)利恵(39)、知人の赤堀恵美子(48)の両容疑者を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。県警によると、碇容疑者は容疑を認め、赤堀容疑者は「一切やっていない」と否認しているという。

人物相関図
言うこと聞かなければ食事抜きの罰…5歳餓死、「ママ友」が母親に命令(読売新聞)

新聞記事なので詳細は分かりませんが、児童虐待があったことは確かなようです。また、実母のママ友と言われる女性がどのような方か分かりませんが、監視カメラで監視していると脅したり、金銭を渡していたり、子どもに食事を与えないように指図をしていたりと、心理的に支配をしていたのではないかと想像できます。

おそらく世間やマスコミはマインドコントロールだと騒ぐかと思います。カルト宗教などが使用していたこともあり、よく知られるようになったかもしれません。

マインドコントロールかどうかは別としても、そうとう実母の判断力は低下していたとは思います。

ちなみに、そのマインドコントロールには以下の4つの要素があります。

表1 マインドコントロールの4つの要素

行動のコントロール行動を制限し、自由を奪います。
思想のコントロール考え方や思想などを繰り返し、教示し、吹き込んでいきます。
感情のコントロール脅しなどを通して、恐怖を与えます。
情報のコントロール新聞を読んだり、人と会うことを禁止し、情報を制限します。

この4つを操作することにより、その人から思考力や判断力を奪ってしまいます。そして、都合の良いように操作され、通常では考えられないようなことをしてしまいます。このニュースであれば、ネグレクト・虐待ということでしょう。

マインドコントロールを解く方法というのはありますが、なかなか大変で、時間がかかります。そして、とても困難です。カルト宗教を脱退しても、また元のカルト宗教に戻る人が多いことからも分かります。

特に強く説得したり、厳しいことを言ったり、考えを否定するようなことを言ったりすると逆効果のようです。そうではなく、以下のようなことを行う必要があります。

  • その人の話を傾聴し、信頼関係を築く。
  • 質問をしながら、本人が自ら気付くように援助していく。
  • 元の生活の良い側面を思い出してもらう。
  • カルト宗教やその教祖などから物理的に距離を取ってもらう。
  • カルトから離れた今の状況に居心地の良さを感じてもらう。

こうした5つのことを念頭にして、時間をかけ、ゆっくりと話をし続けることでマインドコントロールを解くことができるでしょう。

マインドコントロールや虐待のことで、ご自身やご家族、知人がお困りのことがあれば、以下のフォームからカウンセリングをお申し込みください。

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【執筆者情報】

  • 北川 清一郎
  • 資格:臨床心理士、公認心理師、日本精神分析学会認定心理療法士など
  • 所属学会:日本心理臨床学会、日本精神分析学会、日本EMDR学会、日本臨床心理士会、日本公認心理師協会など
  • 役職:神奈川県臨床心理士会代議員、日本臨床心理士会委員などを歴任
  • 経歴:精神科や心療内科、教育センター、児童相談所、就労支援施設などでの臨床経験は約20年になる。また、臨床心理系の大学などでの非常勤講師を歴任。執筆した論文は多数。メディアや雑誌での出演経験も豊富。
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