横浜の臨床心理士によるカウンセリング、精神分析的心理療法、CBT、EMDR等で鬱やトラウマを改善。22時まで開室。土日祝開室。

心理オフィスK

-横浜の臨床心理士によるカウンセリング-

(神奈川県横浜市港北区の菊名駅から徒歩2分)

カウンセリングの申し込みは電話(045-717-5687)
もしくはinfo@s-office-k.comメールアドレス



> ホーム > 研究会 > 9月の横浜精神分析研究会

 

ブログ(研究会)

過去のお知らせや日記、雑記、論考、書籍の書評を掲載しています。

更新を随時受け取りたい方は以下のRSSフィードを登録してください。RSS配信中RSSフィード


9月の横浜精神分析研究会

 2015-09-13に開催されたグループスーパーヴィジョンと横浜精神分析研究会で考えたことを書きました。

目次

  1. 診断にとらわれず
  2. 日常生活の精神病理学
  3. 症例検討会で
  4. 研究会への参加と研修を受けること

1.診断にとらわれず

横浜精神分析研究会外部リンクは毎月の第2日曜日に開催しています。

 午前中には少人数によるスーパーヴィジョンを行い、比較的初心者の行ったカウンセリングの事例をみんなで検討しています。午後にはフロイト精神分析の文献を一つ取り上げ、理論的に、さらには臨床的観点から討論しています。文献講読の後には症例検討ということでカウンセリングのプロセスを検討し、それで終了です。

 一昨日の日曜日(2015-09-13)が9月の例会の日でした。

 午前中のグループスーパーヴィジョンで検討したカウンセリング事例は様々な診断名がついている、いわゆる難事例と言われるものでした。医学的には診断名を確定し、その診断に効果のある治療方法を選択し、治療を行います。そのため、診断名がたくさん付くと、それだけしなければならない治療やカウンセリングは増えていきますし、複雑になります。

 しかし、いわゆる我々のような心理療法、カウンセリングを行うものは診断名は念頭には起きますが、そこを中心には考えません。

 では、何を中心に据えるのかと言うと、そのクライエントや事例の生き様や生い立ち、人生です。そして、それにまつわる根本的な行動原理やパーソナリティのあり方をカウンセリングで扱っていきます。そのため、シンプルですね。もちろんシンプルだから簡単であるわけではありません。

 その中心テーマを見立てることは極めて難しいですし、覚悟を持ってカウンセリング的に関わることはもっと難しいです。お医者さんのように薬を使えないので、我々心理療法家、カウンセラーは自分の心を使い、差し出すしかないのです。カウンセリングにおいて我々の心が治療道具とも言えます。

 話が少し横道にそれてしまいました。話を戻します。

2.日常生活の精神病理学

 午後の文献講読では、フロイトの精神分析の論文である「日常生活の精神病理学にむけてPDF外部リンク」という1901年に書かれたものを取り上げました。出版されたのがもう100年以上も昔ですね。

 この論文は元々一般人向けの読み物として書かれました。日常的に我々はよく勘違い、言い間違い、記憶違い、ど忘れなどを経験します。これを「失策行為」と言います。ほとんどの場合には失策行為は気のせいやたまたま起こったぐらいにしか思っていません。しかし、フロイトは失策行為は無意識の作用によって引き起こされているため、意味のあることなのだ、と言ったのです。

 例えば有名な失策行為にこういうものがあります。重要だが気が重く開会したくない会議がありました。その会議の議長が、本来なら「これから会議を開会します」というところを「これから会議を"閉会"します」と言ってしまいました。

 こういうのは端的で分かりやすいですね。議長の会議をしたくない、閉会したいという無意識の欲望が言い間違いになって出てきてしまったのですね。

 このような失策行為の例がたくさんたくさん掲載されているのが、この「日常生活の精神病理学にむけて」です。

 こうした我々に身近なことを取り上げていることから、当時はフロイトの本にしてはそこそこ売れたようでした。(フロイトの本は基本的にはあまり売れなかったようです)

3.症例検討会で

 例会の最後には症例検討を行いました。守秘義務があるので、中身には触れませんが、いわゆる良い子ちゃんをこじらせてしまって病気になってしまったという症例でした。

 良い子ちゃんというのは、周囲の、特に親や教師に取っては扱いやすく、何の問題も感じません。しかし、当人は極めて強い不安を抱え、自身の思っていることを率直に口にすることができず、不満と負担が積もり続けてしまいます。時には思春期の時に通常であれば起こる反抗期がない場合もあります。

 そして、人生のどこかの時点で、そのあり方が破綻してしまいます。それがこころの病気になってしまうことがあります。

 我々のような心理療法家、カウンセラーが出会うクライエントには、反抗期がなく、小さい頃は大人しくて良い子ちゃんであったという方がそこそこの割合でいます。

 このような場合、生じている症状や病気を治療するだけで事足りるものではありません。

 そのクライエントが生きてこれなかった、子どもらしい心を取り戻し、生き直すことがどこかの時点で必要になってくるでしょう。それを心理療法的に、カウンセリング的に援助していくのが我々の仕事になっていきます。

 このようなことを考えながら9月の例会、研究会を過ごしました。

4.研究会への参加と研修を受けること

 横浜精神分析研究会に参加をご希望の方はご連絡をください。参加資格は臨床心理士や医師などの専門家に限ります。

 ちなみに精神分析的心理療法を受けてみたい、個人分析を受けてみたい、スーパーヴィジョンを受けてみたい、という方はこちらからお申し込みください。

関連記事

公開:2015-09-16 更新:2018-05-14
研究会  北川 清一郎

ホーム | 新着情報 | 挨拶 | 自己紹介 | 相談内容 | 技法 | 研修 | 企業向け | 料金 | 開室時間 | Q&A | 実績 | 相談の流れ | アクセス(横浜) | 商取引表記 | プライバシーポリシー | blog外部リンク | twitter外部リンク | facebook(個人)外部リンク | facebook(オフィス)外部リンク | インスタグラム外部リンク | sitemap | 予約申し込み


twitterボタン フェイスブックいいね フェイスブックシェア google+ はてなブックマークボタン LINEボタン

カウンセリングのお申し込みは電話(045-717-5687)・メール(info@s-office-k.comメールアドレス)・メールフォーム

Copyright (c) 2015 - 2018 Psychological Office K All Rights Reserved.
〒222-0021 神奈川県横浜市港北区篠原北2-4-17 ライラック103号,045-717-5687
Photo by Pawel Pacholec and Gianni Cumbo


▲TOP