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日本精神分析学会認定心理療法士

日本精神分析学会と日本精神分析協会とそれらの資格について説明しています。そして、その中の日本精神分析学会の認定心理療法士の資格をこの度、取得させていただきました。

1.日本精神分析学会とは

日本精神分析学会という学会があります。

この学会は主に精神分析や精神分析的心理療法を研究・実践する人のための団体で、60年ほどの歴史があります。現在の会員数は3000人ほどで、心理職が6割、医師が3割、その他の職業が1割ぐらいとなっています。

毎年10〜11月ぐらいに年次大会があり、また年に数冊の学術雑誌を発行しています。私はよっぽどのことがない限り、毎年のように参加しています。ちなみに今年は2015-10-16(金)〜2015-10-18(日)に幕張で年次大会が催される予定です。

2.日本精神分析協会とは

そして、この日本精神分析学会と似ている団体として、日本精神分析協会というものがあります。こちらは精神分析家の資格を持っている人と、その訓練課程にいる人のための団体です。そのホームページを見ると、会員は以下の通りのようです(2015年9月現在)。

  • 名誉会員 3名
  • 正会員 22名
  • 準会員 11名
  • 精神分析的精神療法家 4名
  • 精神分析家を志す候補生 29名
  • 精神分析的精神療法家を目指す研修生 8名

人数が少ないのは、それだけ訓練が過酷で、大変なものだから、と理解してもらえると良いと思います。

話が分析協会の方にずれてしまいましたが、本題の日本精神分析「学会」とその認定資格についての話に戻します。

3.日本精神分析学会の認定資格

日本精神分析学会には2つの資格があります。一つは認定精神療法医(認定心理療法士)、もう一つは認定スーパーバイザーです。認定精神療法医と認定心理療法士に分かれているのは、前者は医師の場合、後者は心理の場合の呼称です。ですので、大きな違いがありません。

認定精神療法医(認定心理療法士)になるには、細かい規定はありますが、大きなところでは、学会発表をしていること、スーパービジョンを受けていること、研修会に参加していること、などが要件です。ちなみにここに個人分析・教育分析・訓練分析をうける、などが入れられていないことはポイントで、そのことについては様々な見解の相違があるようです。

4.認定心理療法士に認定された

話がかなり横道にそれ、かつ前置きが長くなってしまいましたが、この認定心理療法士の資格にようやく私も今年になって合格いたしました。まだ認定料の支払いと登録申請をしていないので、厳密には資格を保持しているとは言えないのですが。

資格取得の件、ご報告申し上げます。

この資格を取得する過程の中で、たくさんの先生の指導を頂きました。また同僚や仲間からのサポートは私を支えてくれました。厚く御礼申し上げます。