戻れない古里 今も4万1241人が避難 東日本大震災10年(毎日新聞)
戻れない古里 今も4万1241人が避難 東日本大震災10年(毎日新聞)
死者・行方不明者2万2200人に上る戦後最大の自然災害となった東日本大震災は11日、10年の節目を迎えた。津波に襲われた岩手、宮城両県の沿岸部には災害に強い新たなまちが生まれた。福島県では東京電力福島第1原発事故による避難指示の解除が進んだが、帰還できない土地が残る。
東日本大震災から本日でちょうど10年が経過しました。復興が徐々に進んできた部分と、まだまだ傷跡が残る部分と両方があります。
震災のトラウマによるPTSD患者はまだ多くいると聞き及んでいます。人はトラウマを受けると、多かれ少なかれ症状を引き起こします。症状というのは以下のようなものを指します。
- フラッシュバック
- 過覚醒
- 回避行動
- 否定的思考
- 感情の麻痺
こうした症状は多くは短期間で消失します。それだけ人間には回復力が備わっているということでしょう。
しかし、トラウマを受けてから症状が消失せず、1ヶ月を超えて続く場合にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されます。そして、PTSDになると、自力での回復はなかなか難しくなります。
さらに、記念日反応と俗にいわれますが、トラウマを受けた日時に症状が悪化、増悪、再発をしてしまいます。東日本大震災であれば、本日の3月11日がそれに当たるでしょう。
また、当時のニュースや写真などを見たりすることで、当時のことを想起し、症状が悪化、増悪、再発してしまうこともあります。もしそうであるならば、避ける方が無難でしょう。もしくは、日常生活を崩さず、さらには趣味にいそしむように努力できればと思います。
そして、どうしても自力では難しいということであれば、我々のような臨床心理士や精神科に相談できればと思います。
このようなトラウマ・PTSDについての詳しいことは下記のページに書いているので、ご参照ください。
また、当オフィスでのカウンセリングや相談を希望される方は以下の申し込みフォームからご連絡ください。