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ビオンの精神分析入門

■案内

フロイトはヒステリー患者との治療経験から精神分析を創始しました。当時は無意識に抑圧された葛藤やコンプレックスを意識化することによって症状が改善されるという考えで精神分析は実践されていました。そのための装置として週5~6回の頻度で、カウチに横たわりながら自由連想を行うという設定が作られました。

フロイト没後も精神分析は発展し続け、次第にヒステリー患者の治療や無意識の意識化だけに留まらなくなっていきました。対象が境界例や精神病、発達障害と広がりました。それにともない前エディプス期といった乳幼児の心の発達を検索することが精神分析の焦点にもなりました。それと関連し、精神分析家と患者の情緒的コミュニケーションの重要性が認識され、逆転移の扱いが多数の精神分析家によって研究されるようになりました。

そうしたフロイト以降の精神分析の発展に大きく寄与したのがウィルフレッド・R・ビオンです。ビオンは精神病といった重篤な患者との精神分析体験からグリッド、コンテイニング、アルファ機能、思考の発達、becoming Oなどの重要な論点について探求していきました。しかし、こうした理論は臨床的に有用である反面、難解であり、理解しにくいようです。そこで、今回はそうした難解で知られるビオンの理論について、祖父江先生にご講義いただき、ビオン理解を深めていけたらと考え、当セミナーを企画しました。

精神分析については下記をご参照ください。

■講師の先生のご紹介:

祖父江 典人 先生

東京都立大学人文学部卒業。博士(心理学)、臨床心理士、日本精神分析学会認定スーパーバイザー。現在の所属は、愛知教育大学大学院教育学研究科学校教育臨床専攻教授、名古屋心理療法研究所。

■司会:

北川清一郎((株)心理オフィスK)

■日程:

平成29年7月16日(日)
10時30分~13時00分 第1部:講義
14時00分~16時30分 第2部:事例検討

■会場:

港北区社会福祉協議会 3階 多目的室
〒222-0032 横浜市港北区大豆戸町13-1
東急東横線 大倉山駅から徒歩およそ6分

■参加資格:

臨床心理士や医師等の守秘義務をもつ専門家、臨床心理系大学院生等。力動的臨床を実践しようと思っている/実践しはじめたばかりの初心の方から、既に経験を積んでおられる方々まで幅広い経験の方が研鑽できる内容となっております。

■臨床心理士ポイント:

日本臨床心理士資格認定協会の資格更新ポイント(2条-4)に申請予定です。

■費用:

7,000円(修士課程の大学院生は6,000円)

■定員:

60名程度(先着順です)

■参加申し込み

このセミナーは終了しました。たくさんのご参加、ありがとうございました。これ以外にも様々なセミナーを企画しています。ご興味あれば以下のセミナーの一覧をご覧ください。


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