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アーカイブ視聴「女性心理職のキャリアパスを考えるシンポジウム」

(株)心理オフィスKの主催で「女性心理職のキャリアパスを考えるシンポジウム」をアーカイブで視聴できます。システムの問題や用事、体調不良などで参加できない時でも返金いたします

■概要

女性心理職におけるキャリアパスについて考えるためにシンポジウムを企画しました。キャリアパスとは、目標とする職位や職責に到達するために必要な技術や経歴、訓練を明確にした道筋のことを指します。

臨床心理士や公認心理師などの心理職は非常勤やパートが多く、生活や生計が不安定になってしまいやすい傾向があります。そのこともあり、他の大学院卒の専門職などと比べると平均的に収入が低い状況であり、心理職として向上するための必要な研修や訓練を受けることができないこともあります。

また、勤務形態についても、心理職の常勤や正職員の求人はあったとしても数が少なく、豊富な経験が募集要件になることが多いようです。しかし、その経験を積む場所が少ないというのも現状です。さらには心理職と言っても領域が非常に広く、領域ごとに業務や求められることは全く違います

そして、臨床心理士や公認心理師などの心理職の特徴ですが、女性が非常に多く、全体の約8割が女性で占められています。女性の場合、人にもよりますが、出産などでキャリアが途絶してしまうこともあります。

こうした状況全てがキャリアパスを立てることの困難さに繋がってしまっています。しかし、だからといってキャリアパスを立てず、行き当たりばったりに進むことはリスクも問題もあるでしょう

キャリアパスを立てる上で、先達の経験や体験から学ぶことは意味あることです。このことから、話題提供として、産業領域、教育領域、医療領域、開業領域といった現場で心理職として仕事をしてきた3名の臨床心理士・公認心理師にお話を伺います。それぞれの領域における魅力、やりがい、求められるスキル、必要な訓練などを取り上げていただき、それぞれの領域におけるキャリアパスについて考えるきっかけに提示していただきます。そして、若手の心理職から指定討論として、それぞれの領域のキャリアパスについて質問や議論をしていただきます。さらに参加者の皆さんからの意見や質問などをくみ取りながらワイワイとキャリアパスについて検討していけたらと考えています。

女性心理職のキャリアパスについて興味や関心を持っていたり、切実な悩みを抱いていたりする方は是非ご参加ください

以下は当日のレジュメの一部です。

女性心理職のキャリアパスシンポジウムのレジュメの一部

また、以下はシンポジウムの一部の様子です。サンプル動画では講師の顔は消していますが、アーカイブ視聴では講師の顔も表示されます。

■こんな方に向いています

  • 今後のキャリアに悩んでいる人
  • 今の仕事を続けていることに不安がある人
  • 転職を考えている人
  • 自分のしたいことが分からない人
  • 自分のしていることに自信がない人

等々

■講師

話題提供

【産業領域】村上裕子 先生(東京海上日動メディカルサービス株式会社)

  • 資格:臨床心理士、公認心理師
  • 学会:日本心理臨床学会、日本産業精神保健学会、多文化間精神医学会(事務局長)、日本渡航医学会、日本応用心理学会
  • 専門領域や興味のある分野:産業精神保健、多文化間精神保健、災害支援
  • 出身大学院:立教大学院文学研究科心理学専攻博士課程前期課程 修了
  • 経歴:学部で心理専攻→一般企業就職→職場のメンタルヘルスの問題を目の当たりにし、大学院進学→首都圏の精神科クリニック、カウンセリングルーム、東京都精神保健福祉センター等を経て、現職で約20年。現職では働く人やその家族のさまざまな悩みへの支援や休復職支援、海外赴任者支援等を行っている。社外活動として3.11後の岩手県沿岸部の長期支援等に携わっている(現在コロナ禍で現地直接支援はストップし遠隔支援中)

【医療・開業領域】福地周子 先生(橿日会かしい心療クリニック、こころの相談室ねこのて)

  • 資格:公認心理師、臨床心理士
  • 学会:日本心理臨床学会、日本ブリーフサイコセラピー学会、日本精神分析学会
  • 専門領域や興味のある分野:クリニックでお会いする全てのケース。
  • 出身大学院:早稲田大学大学院、久留米大学大学院
  • 経歴:早稲田大学大学院で教育学修士取得後、会社員経験を経て、久留米大学大学院に進学し、臨床心理学を学びました。2002年から現在まで、橿日会かしい心療クリニックに勤務しています。並行して、福岡県スクールカウンセラー、福岡女子短期大学非常勤講師として勤務していた時期もあります。2020年よりオンラインでこころの相談室ねこのてを開業。後進の育成に寄与できればと願っています。

【教育領域】春原千夏 先生(兵庫県スクールカウンセラー)

  • 資格: 臨床心理士、精神保健福祉士、公認心理師
  • 学会: 日本心理臨床学会、日本箱庭療法学会、日本トラウマティックストレス学会、アジア災害トラウマ学会
  • 専門領域や興味のある分野: 発達障害、トラウマ
  • 出身大学院: 神戸女学院大学総合文化学科卒
  • 経歴:大卒後、1986年から精神科単科クリニックに常勤心理職として5年間勤務。1991年から母校である神戸女学院大学学生相談室に嘱託カウンセラーとして週3日勤務。阪神淡路大震災後、西宮心のケアセンターに非常勤心理技官として週1日勤務。2000年出産のためどちらの勤務先も退職し、2003年に東京カウンセリングセンターの電話相談員として週1日、日本臨床心理士会事務員として週2日、パート勤務。2005年より現職の兵庫県スクールカウンセラーとして週1日勤務。2007年豊中市教育センターに非常勤臨床心理士として週4日、13年間勤務。現在、兵庫県スクールカウンセラー、神戸市スクールカウンセラー、伊丹市スクールカウンセラー、私立通信制高校スクールカウンセラーとして7校に勤務。

指定討論

岩崎有紗 先生((株)心理オフィスK、新橋14クリニック、神奈川大学学生相談)

  • 資格:臨床心理士、公認心理師
  • 学会:日本心理臨床学会
  • 専門領域や興味のある分野:メンタルクリニックでの勤務が多かったこともあり、精神科領域は興味があります。
  • 出身大学院:神奈川大学大学院
  • 経歴:大学院卒業後、メンタルクリニックや療育機関に勤務。現在は3つの所属機関にてカウンセリングや心理検査を行っています。

■収録時間

約3時間

■日時

アーカイブ視聴期間:2022年5月30日(月)~8月22日(月)

■参加費

1,200円

  • お申し込み後のキャンセルは可能です。参加費の返金に応じます。
  • システムの問題、急用、体調不良で当日十分に視聴できない時でも返金します

■アーカイブの視聴方法

参加申し込みをし、振り込みのあった方には視聴方法の具体的な案内をメールいたします。

視聴はVimeoのシステムを使用しています。標準的なパソコン、タブレット、モバイルで、以下のブラウザを使用すれば問題なく視聴可能です。

  • Chrome 30以降
  • Firefox 27以降
  • Internet Explorer 11
  • Microsoft Edge
  • Safari 9以降

さらに詳しくはVimeoシステム要件をご覧ください。

■参加資格

臨床心理士、公認心理師、医師、心理職、カウンセラー、精神保健福祉士、社会福祉士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、看護師、保育士、教師などの資格をもつ対人援助の専門家、大学院生など。

キャリアパスについて考えたい方。もちろん男性の方の参加も可能です

■臨床心理士更新ポイント

臨床心理士の更新のために必要な要件を満たしてないので、ポイントは取得できません。

■申し込み期日

2022年8月18日(木)まで

■参加申し込み

このセミナーは終了しました。たくさんのご参加、ありがとうございました。これ以外にも様々なセミナーを企画しています。ご興味あれば以下のセミナーの一覧をご覧ください。


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