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「寂しい」や「孤独」と感じるのはなぜか?その理由と対処法

本記事では、なぜ人は「寂しい」や「孤独」と感じるのかを紹介し、孤独を感じた際の対処法をまとめました。

誰しもふとした瞬間に「寂しい」や「孤独」を感じることがあるでしょう。しかし、この孤独感に引っ張られず生活できる方もいます。反対に、心が孤独に苛まれて疲弊してしまう方も。ではこういった方々の違いは何なのでしょうか?孤独を感じる原因や対処法を知って、心のケアをしていきましょう。

なぜ人は寂しさや孤独を感じるのか?

寂しさや孤独といった感情の抱き方は、人それぞれです。一人でいても孤独に感じず、平気な方もいます。そもそも「寂しい」や「孤独を感じる」とはどういうことなのか、その感情を抱く方の理由についてみていきましょう。

(1)そもそも「寂しい」や「孤独を感じる」とは?

「一人=寂しい・孤独」というわけではなく、たとえ大勢の人がいたとしても知らない人ばかりでは孤独を感じませんか?「寂しい」や「孤独」という感情は、対人関係において自分の期待と現実に違いがあるとき生じるといわれています。

そのため、一人が心地良いと感じる方であれば、一人でいて何ら孤独を感じることはないのです。反対に常に人に囲まれているような方であっても、心が満たされないと「寂しい」と感じることがあります。

(2)「寂しい」や「孤独」を感じる理由

ではなぜ、自分の期待と現実に差が生まれるのでしょうか?「寂しい」や「孤独」を感じる理由を考えていきましょう。主な理由は以下のようなことが考えられます。

  • 自分に自信を持てない
  • マイナス思考である
  • 心の支えになる人がいない
  • 人との交流で大きく傷ついた経験がある など

自分と他の人を比べてしまうことで「自分には何もない」「何をやってもダメだ……」とマイナス思考になったり、自信を持てなかったりする場合があります。自信がないことで、自分の殻に閉じこもり他者との交流を避けてしまうのです。

また相手に「迷惑をかける」「嫌われる」と思い込んでしまい、人との交流を避けてしまうこともあるでしょう。交流を避けると他者と距離が離れ、本音を語れる関係を作りにくくなってしまいます。

友人や家族など身近な人から裏切られた経験のある場合は、他の人を疑い孤立を深めてしまうこともあるでしょう。

寂しさや孤独を感じやすい方とは?

次に、どのような方が寂しさや孤独を感じやすいのか紹介します。実は、寂しさや孤独を感じやすい人にはいくつか特徴があるのです。

(1)弱音を言える環境にない方

真面目で責任感が強く、悩みや困りごとを一人で抱え込む方は、他の人に頼ろうとしない傾向にあります。弱音を吐いたり相談したりする場所がなく、孤独を感じやすいのです。

(2)他者との交流が少ない方

人は言葉などでコミュニケーションをとります。このコミュニケーションによって人とのつながりを感じられるでしょう。しかし、他者と関わりが少ない方は、コミュニケーションでつながりを感じる機会も少なく、寂しい感情になってしまうことがあるのです。

(3)人との交流を不安に感じる方

これまでの人生において家族間や友人関係でトラブルがあった場合、潜在意識によって人から見捨てられることへの不安を感じるケースもあります。人と関わらなければ傷つかないという思考になり、人との交流を避けてしまい、孤独を感じるのです。

(4)室内にこもりがちな方

人は日光を浴びることで、感情や血圧などのコントロールを行うセロトニンを分泌します。

しかし室内にこもると、日光を浴びる機会が少ないため、セロトニンが不足している可能性も。心が不安定になり、寂しい感情になりやすいのです。

「寂しい」や「孤独」は悪なのか?

「寂しい」や「孤独」は負の感情になりますが、いけないことでしょうか?

ここでは、「寂しい」や「孤独」、「悲しい」などの負の感情によって起こる心への悪影響と、得られることについて紹介します。

(1)心への悪影響

寂しさや孤独を感じる程度は人によって違いますが、心が不安定になりストレスがたまると心身の健康が維持できなくなってしまいます。

心が不安定で感情的になりやすくなり、他の人と上手くコミュニケーションがとれなくなります。それにより人との距離が生まれ、孤立してしまうことも。強いストレスから身体的な病気を引き起こすケースもあります。

(2)「寂しい」や「孤独」の感情は悪とは限らない

ただし、寂しさや孤独は必ずしも悪とは限りません。一人でいる時間を自分と向き合う時間にすれば良いのです。これまでの自分を振り返り、褒める時間にしましょう。そうすることで自己肯定感を高められます。

また寂しさや孤独を経験するからこそ、他者への理解が大切であると実感し、他の人を思いやることができるでしょう。

さらに、心の法則に気づけるチャンスかもしれません。心の法則とは、人にやさしさをわけることで心が満たされていくということです。物やお金は使うほど減ってなくなりますが、心の法則は物質の法則とは逆なのです。

寂しさや孤独の感情で得た経験を今後の人生につなげられると良いでしょう。

「寂しい」や「孤独」に押しつぶされないための対処法

最後に、寂しさや孤独を解消する対処法について見ていきましょう。自分に向いている方法が見つかるはずです。ぜひチェックしてみてください。

(1)人との交流を持つ

人との交流が少なく、他の人と関わりたいという気持ちがある方は、積極的に他者と交流を持つと良いでしょう。

他者といっても家族や友人で問題ありません。誰かとコミュニケーションをとることで寂しさや孤独感は解消できます。

(2)趣味など熱中できることを見つける

人と交流することが苦手な方は、一人でもできる趣味や熱中できることを見つけると良いでしょう。例えば読書や資格取得の勉強などがあります。

何かテーマを決めてSNSでさまざまな情報を発信するのも良いかもしれません。SNS上で他者と交流し孤独感を解消できるケースもあるでしょう。

(3)外出や軽い運動をする

運動不足や室内にいることが多い方は、積極的に外出したり運動を始めたりすると良いでしょう。15分ほど散歩するだけでも、気持ちをコントロールしやすくなります。

また、セロトニンの減少は日光を浴びる時間だけではなく、昼夜逆転の生活によっても引き起こされます。そのため規則正しい生活を心がけ、朝起きたらまず日光を浴びてその後朝食を摂る、という生活で変化が見られることもあります。

(4)普段とは違うコミュニティを持つ

仕事仲間や家族との交流があるのに孤独を感じるという方は、普段と違うコミュニティを持つと良いでしょう。

普段のコミュニティでは相談できなかったことが、新しいコミュニティで相談できる可能性も。新たな自分を発見できるかもしれません。

(5)寂しさや孤独はネガティブとは限らないことを知る

寂しさや孤独は誰もが感じる感情です。先ほど紹介したように、寂しさは悪ではありません。むしろ孤独を嫌って自分の気持ちを隠そうとすると、かえって心が苦しくなることも考えられます。

ときには寂しさや孤独を嫌わず受け入れて、自分と向き合う時間にすると良いでしょう。

(6)カウンセリングを受ける

人と交流できない方や、相談する相手が見つからない方は、カウンセリングの専門家であるカウンセラーに相談するのがおすすめです。

一人で悩みを抱え込んでしまうと、「辛い」や「助けて」といった気持ちを言い出せず、うつ病や社交不安障害などの心の病気を発症することもあります。専門家に相談することで、自分では気づいていなかった問題点が見つかって解決できるかもしれません。

寂しさや孤独についてのよくある質問


寂しさや孤独を感じる原因はさまざまです。主に、他者との関係がうまくいかない、または自分が他人との接触を避けている場合、孤独感が強くなることがあります。特に、過去に失敗した人間関係やトラウマ的な出来事が影響していることも少なくありません。さらに、心の中で自己評価が低いと、自分の存在価値に疑問を持つことから孤独感が強まることもあります。人間は社会的な動物であり、他者とのつながりが不足すると、心の中で孤独感が大きくなるため、孤独を感じるのは自然なことだと言えます。


孤独を感じやすい人の特徴として、他人と積極的にコミュニケーションを取ることが少ない、過去に人間関係での失敗を経験している、他者と自分を常に比較してしまう、という点が挙げられます。自分に自信がないと感じている場合や、他者との信頼関係を築くのが難しいと感じる場合、孤独感が強まる傾向があります。また、内向的な性格を持つ人は、必要以上に社会的な接触を避けることがあり、その結果として孤独感を強く感じやすいことがあります。しかし、孤独感を感じやすいこと自体がその人の性格や運命に関わるものではなく、適切な対処をすれば改善できる場合も多いです。


寂しさや孤独を感じることは必ずしも悪いことではありません。むしろ、自己と向き合わせる貴重な時間となり、自己理解を深めるきっかけとなることもあります。しかし、孤独感が長期的に続くと、精神的な健康に悪影響を与えることがあります。例えば、孤独が続くことでうつ病や不安障害を引き起こすリスクが高まることがあります。そのため、孤独感を感じた時は、長引かせることなく適切な対処をすることが大切です。もし孤独感が強く、日常生活に支障をきたすようであれば、専門家に相談することをお勧めします。


寂しさや孤独を感じたときは、まず信頼できる友人や家族と話をすることが効果的です。人と話すことで気持ちが軽くなることがあります。また、孤独感を感じている自分を責めるのではなく、その気持ちを受け入れ、どうすれば気持ちを整理できるかを考えることが大切です。趣味や興味のあることに取り組むことも一つの方法です。例えば、読書や絵画、音楽などを通じて自己表現をすることが、孤独感を和らげる手助けになることがあります。さらに、新しいことに挑戦することや、地域のイベントに参加することで、新たな人との出会いが生まれ、孤独感を解消するきっかけとなります。孤独感を感じたときは、その感情に対して向き合い、無理に解消しようとするのではなく、少しずつできることから取り組むことが大切です。


一人でいることが好きでも、孤独を感じることがあるのは、人が心のどこかで他者との深いつながりを求めているからです。孤独感は必ずしも物理的に一人でいることから生じるわけではなく、心理的なつながりの欠如からも生じます。つまり、一人でいることが好きであっても、心の中で他者との絆を求めている場合や、孤独感に対して敏感に反応する場合には、孤独を感じることがあるのです。また、社会的なつながりが少ないと、自分が他者から孤立していると感じやすく、孤独感が強くなることもあります。自分一人の時間を大切にしつつも、人との交流が必要であることを意識することが大切です。


孤独感を解消するためには、自分が楽しいと思える活動に取り組むことが効果的です。例えば、趣味に没頭することや、運動をすることが挙げられます。体を動かすことで、心のリフレッシュを図ることができ、孤独感を和らげる効果があります。また、新しいコミュニティやサークルに参加することも有益です。こうした活動を通じて、新たな友達や人間関係を築くことができ、孤独感を減らすことができます。さらに、ボランティア活動や地域のイベントに参加することで、他者とのつながりを強化し、孤独感を軽減することができるでしょう。大切なのは、孤独感を解消しようと焦らず、少しずつ自分のペースで活動を増やしていくことです。


孤独感が長期間続くと、心身の健康にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。精神的な面では、うつ病や不安障害が進行するリスクが高まります。孤独感が続くことで、自分が社会から孤立しているという感覚が強まり、自己評価が低くなることがあります。また、ストレスホルモンが過剰に分泌され、免疫系にも悪影響を与えることがあります。身体的には、長期的な孤独感が心血管系や免疫系の問題を引き起こすことがあるため、健康管理が重要です。孤独感が深刻な状態に至る前に、適切なサポートを求めることが予防につながります。


孤独感が強く、日常生活に支障をきたすようであれば、専門家に相談することが重要です。臨床心理士やカウンセラーは、孤独感を感じている原因やその影響を理解し、適切な対処法を提供してくれます。また、孤独感が長期間続く場合、うつ病や不安障害の兆候である可能性があるため、早期に相談することで、早期の治療やアドバイスを受けることができます。孤独感に対する対処方法は人それぞれ異なりますが、専門家と話すことで、自分に合った方法を見つけることができるでしょう。


孤独感を感じないためには、まず自分自身の気持ちを大切にし、自己肯定感を高めることが大切です。他者と比較せず、自分の強みや長所を意識することで、自信を持つことができます。また、他人とのコミュニケーションを大切にし、無理に自分を閉じ込めることなく、相手との関係を築くことが重要です。心の中で、自分が他者とつながっていることを感じることが孤独感を予防するポイントとなります。さらに、孤独を感じても焦らず、ポジティブに受け入れることが重要です。焦らずに自分のペースで行動することが、孤独感の予防に繋がります。


孤独感を感じたときは、まず信頼できる友人や家族に話すことが第一歩です。話すことで気持ちが整理され、孤独感を和らげることができます。また、地域のサポートグループやオンラインコミュニティに参加することも有益です。こうした活動を通じて、新しい友達や仲間を見つけることができ、孤独感を軽減することができます。専門家のカウンセリングを受けることも有効で、心理的なサポートを受けながら孤独感の原因を一緒に探り、対処法を学ぶことができます。大切なのは、孤独感を一人で抱え込まず、適切なサポートを求めることです。

カウンセリングを受けたい

「寂しい」や「孤独」は負の感情ですが、必ずしも悪いというわけではありません。上手く付き合うことで、自分が成長するきっかけになることも。しかし寂しさや孤独を放置すると、心身に悪影響を及ぼすことがあるため、自分の感情との向き合い方を習得すると良いでしょう。

寂しさや孤独の感情でお困りの方は、ぜひ当オフィスへご相談ください。