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カウンセリングの料金はなぜ高いのか?

 ツイッターでカウンセリングの料金がなぜ高いのか?という質問があったので以下に回答しました。

 カウンセリングの料金の中には部屋の賃貸料や広告費、事務費などが入っています。人件費も、訓練と研修と学歴が高ければ自然と高くならざるをえません。

 あと、最大の問題は小売ができないことです。物品であればたくさん売ればそれだけ儲かりますが、カウンセリングの場合には数が限られます。1回50分のセッションであれば、1日10セッションも提供できれば、多い方です。

 僕個人の場合には1日6〜7セッションぐらいすると、徐々にパフォーマンスが落ちるので、それ以上は責任を持ってカウンセリングを引き受けることができません。人の話を聞き、心理学的なものを提供するカウンセリングはかなりの心的負担がありますので。

 保険適応にならない、いくつかの要因があります。その要因があるのであれば、自費に徹する方が結果的にも良いと考える人もいます。その人らは専門家としての知識と技術にそれなりの自負があるのでしょう。というのも、保険適応すると限定的なことしかできないからです。

 保険適応にならない要因はいくつかありますが、まずカウンセラーについての国家資格がないこと。カウンセリングの効果測定の研究が不充分なのこと。社会保障費の縮小が昨今の緊急課題であること。薬物療法の費用対効果が高いので、それで事足りると考える人もいること。等があります。

 これらがカウンセリングの料金の高さと保険適応にならないことの理由です。

 それでも安価なカウンセリングはありますが、そのような安価になっているのにはそれなりの理由があるので、受ける時にはキチンと調べる方が良いです。

 時には、宗教勧誘の入り口になっていたり。あまり訓練も研修も受けてないので、安くできたり。趣味の延長でしているだけだったり。そのようなことが場合によってはあったりします。

 そして、カウンセラーに学歴や大学のランクは関係あるのか?という質問もあったので、以下に書きました。

 臨床心理士の場合、大学・大学院に行かねばならないので、その学歴に応じた学費が必要です。そうしたことを含めてのカウンセリング料金になってしまいます。

 もちろん、臨床心理士を持たず、大学や大学院に行かずにカウンセリングしている人はその限りではありません。

 大学のランクも関係あるでしょう。ただし、それはいわゆる高校生たちが受験する際の目安のなる偏差値とは違うランク付けになるかと思います。その大学院の教育システムや実習システムの質に依存しているかと思います。

論考   2016/05/14   北川 清一郎

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