空想と現実からみたカウンセラーの専門性 カウンセリング技法公開日:2018年5月6日更新日:2025年1月8日5KViews公認心理師資格ができましたが、その専門性について様々な問題点が指摘されています。そもそも公認心理師を含むカウンセラーの専門性とは何でしょうか。ここでは空想と現実の扱いという視点からカウンセラーの専門性について書いています。Read More
「メラニー・クライン-苦痛と創造性の母親殺し-」を読んで 書籍・論文解説公開日:2018年5月5日更新日:2021年7月22日5KViewsジュリア・クリステヴァ(著)「メラニー・クライン-苦痛と創造性の母親殺し-」 作品社 2012年を読んだ感想を書きました。クラインの人生は不幸であったと言えますが、それゆえに創造的な理論を構築し、精神分析実践を行えたともいえます。Read More
細澤仁(著)「実践入門 思春期の心理療法」を読んで 書籍・論文解説公開日:2018年5月4日更新日:2025年1月8日5KViews細澤仁(著)「実践入門 思春期の心理療法-こころの発達を促すために」 岩崎学術出版社 2013年を読んだ感想を書きました。思春期特有の心性を明らかにし、その上での技法論を展開しています。また思春期心性を理解する上でサブカルチャーなどにも触れています。Read More
「まんが サイコセラピーのお話」を読んで 書籍・論文解説公開日:2018年5月3日更新日:2021年7月22日4KViewsフィリッパ・ペリー(物語) ジュンコ・グラート(絵) 鈴木龍(監訳) 酒井祥子・清水めぐみ(訳)「まんが サイコセラピーのお話 Couch Fiction」 金剛出版 2013年を読んだ感想を書きました。本書はカウンセリングのプロセスをマンガで表現しています。特にカウンセラーとクライエントが実際にはカウンセリングの中では語らないホンネが描かれているところが非常に興味深いところです。Read More
ウィルヘルム・ライヒの「性格分析」を読んで 書籍・論文解説公開日:2018年4月30日更新日:2025年1月8日8KViewsウィルヘルム・ライヒ(著) 小此木啓吾(訳)「性格分析-その技法と理論」 岩崎学術出版社 1966年を読んだ感想を書きました。ライヒは性格防衛の分析というその後の精神分析には無くてはならない技法論を確立しました。その反面、晩年にはオルゴン療法というオカルト的な方法にとりつかれ、最後は獄中死しました。ここではそうしたライヒの業績について主に述べていきます。Read More
マイケル・バリント「一次愛と精神分析技法」を読んで 書籍・論文解説公開日:2018年4月26日更新日:2021年7月22日7KViewsM,バリント「一次愛と精神分析技法(新装版)」みすず書房 1952/2018年を読んだ感想について書きました。バリントはフェレンツィから訓練分析を受けた精神分析家で、新規蒔き直しや受身的対象愛などの重要な概念を作り上げました。本書はそのバリントの論文集で、計20本の論文が収められています。Read More
発達障害のカウンセリングや精神分析的アプローチ 症状・問題解決公開日:2018年4月5日更新日:2024年8月22日7KViews発達障害の支援といえば行動療法が主を占めています。それを否定するものではありませんが、発達障害のニーズを理解し、精神分析的なアプローチ、カウンセリング的なアプローチをすることの意義もあるのではないかと考えます。Read More
公認心理師現任者講習会に参加して-後篇- 学会・研究会報告公開日:2018年4月2日更新日:2024年6月27日4KViews2018-03-19から2018-03-23まで渋谷において国際心理支援協会の主催で開催された公認心理師現任者講習会に参加しました。ここでは5日目(司法に関する関係行政論と公認心理師の職責)と全体の感想を書いています。Read More
公認心理師現任者講習会に参加して-中篇- 学会・研究会報告公開日:2018年3月31日更新日:2024年6月27日4KViews2018-03-19から2018-03-23まで渋谷において国際心理支援協会の主催で開催された公認心理師現任者講習会に参加しました。ここでは3日目(心理的アセスメントと医学)と4日目(精神医学と産業労働に関する関係行政論)の感想を書いています。Read More
公認心理師現任者講習会に参加して-前篇- 学会・研究会報告公開日:2018年3月29日更新日:2024年6月27日5KViews2018-03-19から2018-03-23まで渋谷において国際心理支援協会の主催で開催された公認心理師現任者講習会に参加しました。ここでは1日目(医療保健、教育の関係行政論)と2日目(福祉の関係行政論、心理支援)の感想を書いています。Read More
嘘の意義について:映画「嘘を愛する女」から トピック解説公開日:2018年3月21日更新日:2021年7月22日5KViews映画「嘘を愛する女」を観賞しました。なかなか泣ける映画でした。この映画のタイトルにもなっている嘘ということについて、精神分析的な視点から考えてみたいと思います。Read More
公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法 書籍・論文解説公開日:2018年3月11日更新日:2021年7月22日4KViews下山晴彦、中嶋義文(編集)「公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法」 医学書院 2016年を読んだ感想を書きます。Read More
当オフィスに来談されるクライエントの特徴 お知らせ公開日:2018年2月22日更新日:2023年2月18日5KViews当オフィスに書かれていることは小難しいことと難しく書いてしまっているところがあります。そのことは来談されるクライエントさんの質や特徴に表れているように思います。即自的な満足を求めている人には当オフィスのカウンセリングは不向きかもしれません。Read More
精神療法家として生き残ること-精神分析的精神療法の実践 書籍・論文解説公開日:2018年2月17日更新日:2021年7月22日5KViewsニナ・コルタート(著) 舘直彦(監訳) 藤本浩之・関真粧美(訳)「精神療法家として生き残ること―精神分析的精神療法の実践」岩崎学術出版社 2007年を読んだ感想を書きます。Read More
精神分析の終結について 書籍・論文解説公開日:2018年2月14日更新日:2021年7月22日6KViewsメラニー・クライン著作集4巻「妄想的・分裂的世界」誠信書房に収録されている「精神分析の終結のための基準について(1950)」を読んだ感想を書きます。Read More
公認心理師資格の成立によって医療保険はどう変わるか 心理職の資格関連公開日:2018年2月8日更新日:2024年6月27日11KViews公認心理師という国家資格ができることによって、医療保険の算定にカウンセリングや心理相談といった項目が創設されるのではないかという期待があります。しかし、本当にそれが可能なのか、可能だとしてどういう形になるのか、について書きました。Read More
詩人と空想すること 書籍・論文解説公開日:2018年1月25日更新日:2025年1月8日5KViewsフロイトの1908年の論文「詩人と空想すること」を読んだ感想を書きました。芸術論から臨床論への橋渡しになるような着眼点にあふれた論文です。Read More
乳児の対人世界 書籍・論文解説公開日:2018年1月22日更新日:2021年7月22日8KViewsD,N,スターン(著) 小此木啓吾、丸田俊彦(監訳) 神庭靖子、神庭重信(訳)「乳児の対人世界 理論編」 岩崎学術出版社 1989年とD,N,スターン(著) 小此木啓吾、丸田俊彦(監訳) 神庭靖子、神庭重信(訳)「乳児の対人世界 臨床編」 岩崎学術出版社 1991年を読んだ感想を書きました。Read More
憎しみを乗り越えて 書籍・論文解説公開日:2018年1月14日更新日:2025年1月8日7KViewsD.W.ウィニコット(1947)「逆転移のなかの憎しみ」から、カウンセラーとクライエントとの間で起こる転移の理解を考えてみました。解釈という営み以上に体験することの重要性があるのではないかという論点について書いています。Read More
オットー・ランクの出生外傷論について 書籍・論文解説公開日:2018年1月9日更新日:2021年7月22日7KViewsオットー・ランク(著) 細澤仁、安立奈歩、大塚紳一郎(訳)「出生外傷」 みすず書房 1924年/2013年を読んだ感想を書きました。Read More
カウンセリングを受けることの苦痛について トピック解説公開日:2018年1月8日更新日:2021年7月22日23KViewsカウンセリングをすると患者さんは辛くなったり、しんどくなったり、苦しくなったりすることが多いようです。特に精神分析的心理療法、力動的セラピーなどではその傾向が強いかもしれません。ここではそのことについて書いています。Read More
不登校の認知行動療法セラピストマニュアル 書籍・論文解説公開日:2018年1月7日更新日:2024年10月4日6KViewsC.A.カーニー、A.M.アルバーノ(著) 佐藤容子、佐藤寛(監訳)「不登校の認知行動療法セラピストマニュアル」 岩崎学術出版社 2007年/2014年を読んだ感想について書いています。Read More
スーパービジョンとカウンセリングの共通点 カウンセリング技法公開日:2018年1月6日更新日:2024年9月26日5KViewsカウンセリングとスーパービジョンは別のものであるが、いくつかの点で似通っているところもあります。それは長年続けていると関係性ということがクローズアップされてくるという点です。それについて考察してみます。Read More
対象関係論に学ぶ心理療法入門-こころをつかった日常臨床のために- 書籍・論文解説公開日:2018年1月5日更新日:2021年7月22日4KViews祖父江典人(著)「対象関係論に学ぶ心理療法入門-こころをつかった日常臨床のために-」誠信書房 2015年を読んだ感想を書きます。Read More
ウィニコットとの精神分析の記録-精神病水準の不安と庇護- 書籍・論文解説公開日:2018年1月4日更新日:2021年7月22日5KViewsマーガレット・リトル(著) 神田橋條治(訳)「ウィニコットとの精神分析の記録-精神病水準の不安と庇護-」岩崎学術出版社 1990年/2009年を読んだ感想を書きます。Read More
カウンセリングにおけるカウンセラーの否定的感情 カウンセリング技法公開日:2018年1月3日更新日:2025年1月8日11KViewsカウンセリングの中で、時としてカウンセラーがクライエントさんに否定的な感情を抱くことがあります。そうしたことは非常に苦しいのですが、それについての意味を書いてみたいと思います。Read More
対象関係論の実践-心理療法に開かれた地平- 書籍・論文解説公開日:2018年1月2日更新日:2021年7月22日4KViews祖父江典人(著)「対象関係論の実践-心理療法に開かれた地平-」新曜社 2008年を読んだ感想です。Read More
平成30年、新年あけましておめでとうございます お知らせ公開日:2018年1月1日更新日:2021年4月21日4KViewsあけましておめでとうございます。昨年の反省と今年の抱負について書きました。Read More
精神分析臨床家の流儀 書籍・論文解説公開日:2017年12月31日更新日:2025年1月8日4KViews松木邦裕(著)「精神分析臨床家の流儀」金剛出版 2010年を読んでの感想です。Read More
優しいカウンセラーの功罪について カウンセリング技法公開日:2017年12月30日更新日:2021年7月22日10KViews一般的なカウンセラーのイメージには優しいなどがあります。実際のカウンセリングではそうしたことが虚構である場合もあります。これらについて書いています。Read More