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カウンセラーの万能感について

長谷川先生の日本臨床心理士資格認定協会や理事会に対するツイートから考えたことを書きます。そのツイートとは以下の通りです。

長谷川博一 @hanycafe

あちこちの臨床心理士(理事も含む)を渡り歩き、信頼関係すら形成できず私のセンターに辿りつく人が後を絶たない事実を、資格認定協会並びに理事会は重く受け止めてほしい。所詮「肩書に過ぎない」と人々が諦めてしまう前に。そうでないと公認心理師に淘汰され、その肩書も通用しなくなることに懸念。(2017-09-19)

https://twitter.com/hanycafe/status/910154699172483073

他所の臨床心理士やカウンセラーのカウンセリングに失望して、私のところにもカウンセリングを希望される方はかなり多いです。彼ら/彼女らの話を聞いていると、確かにその援助方法はどうなんだろうと思うこともあります。

しかし、その多くは相性やニーズの受け取り違いに起因するように思えます。

そして、中には、いわゆる大御所やベテランのカウンセラーから流れてくる方もいます。それは私が優秀だからとか、良いカウンセラーだからというよりは、ある種の関係性によるのだろうと思います。

裏を返せば、私のカウンセリングに失望して、他所に行かれる方もそれなりに多いでしょう。

それはお互い様とでも言える現象かもしれません。なので、前のカウンセラーについては、よっぽど倫理違反を犯してない限りは批判することはせず、それはそれとして、関係性のある一面という程度に私は理解して話を聞いています。

他所のカウンセラーのカウンセリングは不出来だが、こちらでは良いカウンセリングができる、とするのはカウンセラーのナルシスティックな万能感であるの言えるかもしれません。

話題が違う蛇足ですが、長谷川先生がおっしゃることが事実であるなら、ネットで検索できる情報をツイッターで書いただけで守秘義務違反というのを少し無理があるようにも思います。実際にはどういうことがあり、どういう議論で、臨床心理士停止処分となったのかは分からないので、憶測にすぎませんが。