開業カウンセリングのやりがいと面白さ

踏み出すことへの躊躇

先週に横浜で開催された日本心理臨床学会第36回大会では色んな方と議論しました。その中でも開業カウンセリングについての話をします。

1.手ごたえのある開業カウンセリング

2015-07-01から僕は開業にてカウンセリングをおこなっていますが、開業して良かったと思ってます。そこにはリスクや大変さももちろんあります。しかし、僕自身の行ったカウンセリングがダイレクトにクライエントからフィードバックされるので、シビアでありますが、同時に手応えを感じやすいように思います。

僕のカウンセリングが良ければ続きますし、悪ければ中断します。そして中断は即経営に影響します。クライエントに喰わせてもらっているという感覚は非常に生々しく臨床に影響します。この生々しさは、どこかに所属してカウンセリングをするよりも非常にダイレクトに僕に降りかかってきます。そこにやりがいや面白みを感じます。

また教育分析や個人分析スーパービジョンを引き受けることも多くなり、こうした経験はやはり開業ではないとできないものかと思います。

2.開業カウンセリングへの躊躇

しかし、開業には興味あるけどリスクを多く見積ってしまい、手が出せない、出しにくい、出すのに躊躇する、という意見をよく聞きました。それはそれで理解できなくもありません。医師弁護士、整体師のように開業が通常のキャリアパスの先に当然のようにはあるわけではないことが要因でもあるようです。

また、開業することが非常に特別で、選ばれた人、技能のある人しかできないベテランの特権ぐらいにまで思っているカウンセラーも多いのではないかと想像します。臨床心理士もカウンセラーも開業してカウンセリングを生業とするキャリアパスがもっと身近になれると良いと思います。

そのためには、リスクや大変さがあるにしろ、そこばかりを際立たせるのではなく、やりがい、面白み、手ごたえといった肯定的側面にもっと光を当てていき、開業カウンセリングに魅力をもってもらうことが日本のカウンセリング業界には必要なのではないかと思います。

3.来年の学会でシンポジウム開催予定

そこで日本心理臨床学会の自主シンポジウムで比較的若くに開業した人を集めて、開業のやりがいや面白みといったテーマで発表したいなと考えています。これまで、開業のリスクとか困難さといったテーマにしたシンポジウムやワークショップは多いようです。それはそうなんですけど、もう少し前向きな議論がしたいと考えています。

現在、知り合い、知人に声をかけて計画立案中です。うまくまとまり、来年の自主シンポジウムの抽選に受かったら是非お立ち寄りください。

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