概要
プレイセラピーの中で、セラピストがどうしたらいいのだろう、と迷い、戸惑い、難しさを感じるときがあります。例えば、制限が必要となるような行動が見られる時、ずっと同じ遊びばかりで表現が展開していかないように感じる時、子どもの遊びの意味がよくわからずただ遊びについて行っているだけに感じる時、などなど・・・
本セミナーでは、多くのセラピストが「困った」と感じるプレイセラピーに見られる場面をいくつか取り上げ、その出来事の基本的な考え方や解決の方法を講義とディスカッションを通して学んでいきます。「困った」と感じるところは、セラピーがうまく行ってないことを示すネガティブなものと思われがちですが、実は、「困った」には、さらに効果的なプレイセラピーを行なっていくためのステップアップすべき方向性が示されていることが多いのです。
「困った」をしっかりと考えることで、自分のプレイセラピーに必要なさらなる知識と技法の理解を深め、プレイセラピーを今よりももっと自信を持って行えるようになることを目指します。
ご用意いただくもの
- 紙(コピー用紙などで可)
- 色鉛筆やクレヨン
- 積み木(もしあれば)
- 人形やぬいぐるみを2つほど(もしあれば)
本セミナーで学べること
- 制限設定の基本的な考え方とその方法
- 子どもの主体性を促進する意義とその方法
- 子どもの発達を促進し、発達に合ったプレイセラピーの工夫
- 表現していること(象徴表現)の理解と促進的介入
- 他に参加者の方からの「困った」に応じたテーマ
講師
湯野貴子 先生
- 所属:ファミリーメンタルクリニックまつたに、桜美林大学・明治学院大学・静岡大学 大学院非常勤講師
- 資格:臨床心理士、公認心理師
- 出身大学院:国際基督教大学大学院
- 学会:日本心理臨床学会、日本精神分析学会、Association for Play Therapy
- 経歴:教育相談、子ども専門のクリニックの心理士として、また、東京都離島での子育て支援の経験を経て、現在は、医療、教育、福祉、災害緊急支援などの現場で、研修講師や臨床実践、指導を行う。臨床実践では、子どもや家族への遊びを用いた統合的プレイセラピーを行っている。
- 書籍:
講師の他セミナー
セミナーの紹介
レジュメの一部
セミナーの様子の一部
動画の内容
本セミナーでは、ファミリーメンタルクリニックまつたにの湯野貴子先生を講師にお迎えし、プレイセラピーの実践でセラピストが感じやすい「困った」を手がかりに、より効果的な関わりへステップアップするための考え方と技法を取り上げています。子どもの行動をどこまで制限するのか、いつも同じ遊びが続く場合にどう考えるのか、遊びの意味が分からないときにどう関わるのかなど、実際の臨床で迷いやすいテーマを具体的に解説しています。
まず、子どもの危険な行動や攻撃的な行動、物を持ち帰ろうとする場合、終了時間になっても帰りたがらない場合などを例に、プレイセラピーにおける「制限設定」を扱っています。制限は単に禁止することではなく、子どもの気持ちや欲求を受け止めながら、許容できる表現へと導き、安全性や治療関係を守るための介入です。感情や願望を認める、制限を伝える、代わりとなる行動を示すというACTの方法についても具体的に紹介しています。
また、セラピストが何でも子どもの代わりにしてしまったり、子どもの言いなりになったりする場面を取り上げ、子どもの「主体性と責任」をどのように育てるのかを解説しています。子ども自身が考え、選択し、自分でできることに取り組めるよう、必要以上に手を出さず、適切な範囲で援助することが、自立心や有能感、自己肯定感を支えることにつながります。
さらに、「いつも同じ遊びばかりしている」「遊んでいるが何を表現しているのか分からない」といった場合には、発達、遊びの力、心理的テーマをアセスメントし、非指示的な関わりと指示的な関わりをどのように使い分けるのかを取り上げています。子どもが自分自身の遊ぶ力を十分に使えている場合にはその力を尊重して待ち、必要な場合には発達や表現を促すために最小限の指示的介入を加えるという、統合的なプレイセラピーの考え方を紹介しています。
象徴遊びへの関わりについては、遊びをすぐに解釈したり、現実の問題に直接結びつけたりするのではなく、まず象徴表現として気づき、その子にとってどのような意味を持つのかを仮説として考える姿勢を解説しています。子どもがメタファーで表現しているときには、その世界を尊重し、象徴の中にとどまりながらコミュニケーションすることが重要です。
プレイセラピーで感じる「困った」は、単なる失敗ではなく、子どもの発達や遊び、治療関係をより丁寧に見直すための重要なサインでもあります。本セミナーでは、制限設定、主体性と責任、発達に応じた非指示・指示的介入、象徴表現への関わりを通して、自分のプレイセラピーを振り返り、より自信を持って実践するための具体的な視点を整理しています。
収録時間
約5時間(ワーク含む)
オンデマンド視聴期間
無期限
参加費
5,000円
- 体調不良、急用、家庭の用事など個人的な理由であってもキャンセルの場合には返金します。
- 支払い方法はクレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、ペイジー(Pay-Easy)があります。
- 自治体などで請求書払いが必要な方はこちらの【請求書払いの申し込みフォーム】からご連絡ください。
オンライン開催
オンデマンド視聴はVimeoを用いています。視聴可能かどうかはこのテスト視聴のページをご覧ください。映像と音声がうまく再生できていればオンデマンドは視聴可能です。
参加資格
臨床心理士、公認心理師、医師、心理職、カウンセラー、精神保健福祉士、社会福祉士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、看護師、保育士、教師などの資格をもつ対人援助の専門家、大学院生、一般の方など。
子どもとのプレイセラピーや遊戯療法などに興味を持っていればどなたでも参加可能です。
臨床心理士更新ポイント
臨床心理士の更新のためのポイントを2条(4)の項目(2ポイント)で申請する予定です。また、オンデマンド視聴でもポイント取得可能です。
申し込み期日
無期限
参加方法
- 下の「セミナーに参加する」ボタンを押す
- ページが移動したら、「購入手続きに進む」ボタンを押す
- 名前、所属、メールアドレス、資格を記入し、支払い方法を選択する
- 選択した支払方法に従ってお支払いをする
- メールが届いたら、その中に記載された視聴案内のPDFファイルをダウンロードする






