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(株)心理オフィスKのロゴと「横浜・菊名センター/東京・秋葉原センター」の案内文字

喪失を抱える心理臨床-いのちに触れ、喪失に臨む-【セミナー】

概要

本セミナーは、心理臨床において避けて通ることのできない「喪失」というテーマを、多面的かつ実践的に捉え直すことを目的としています。死別や病、災害といった明確で切実な喪失体験に加えて、離婚、転職、卒業、結婚や家族構成の変化、役割の変容、アイデンティティの揺らぎなど、私たちの日常や臨床の現場に遍在するさまざまな喪失を取り上げます。喪失は単に何かを失う出来事にとどまらず、その後の生き方や対人関係、自己理解を大きく変容させる契機にもなり得るものであり、同時に新たな意味や関係性、創出へとつながる可能性も含んでいます。

本セミナーでは、外的対象の喪失と内的対象の喪失という視点の違いにも触れながら、臨床家自身が喪失をどのように体験し、抱え、クライエントと共に考え続けていくのかを検討します。支援の現場では、クライエントの喪失体験に触れることで、支援者自身の内側にある喪失や痛みが呼び起こされることも少なくありません。そうした揺れや孤立感を一人で抱え込むのではなく、語り合い、共有し、互いに引き受け合うことの意義についても考えていきます。

喪失を抱えながら臨床を生きるとはどういうことなのか。安全性と自己開示のバランスをどのように保ちながら語るのか。多様な立場や領域からの話題提供と討論を通して、喪失と共に生きる心理臨床のあり方を立体的に描き出す場となることを目指します

本セミナーで学べること

  • 喪失が創出や再構築につながる可能性の理解
  • 支援者自身に生じる感情や揺れの扱い方
  • 喪失を他者と共有し抱えていく姿勢
  • 孤立感や中断を喪失の視点から捉える理解
  • 喪失が臨床家の在り方に与える影響
  • 喪失を抱え続けることの現実的な困難と向き合い方

講師

福地周子 先生

  • 所属:橿日会かしい心療クリニック、こころの相談室ねこのて
  • 資格:臨床心理士、公認心理師
  • 出身大学院:早稲田大学大学院教育学研究科、久留米大学大学院比較文化研究科臨床心理学系
  • 経歴:早稲田大学大学院で教育学修士取得後、久留米大学大学院にて臨床心理学を学びました。2002年から現在まで、橿日会かしい心療クリニックに勤務。2020年にこころの相談室ねこのてを開業し、心理職を対象にオンライン相談を提供している。

山下美佳 先生

  • 所属:心の海を味わう心理相談室 TAYUTAU
  • 資格:臨床心理士、公認心理師、生殖心理カウンセラー
  • 出身大学・大学院:長崎純心大学人文学部人間心理学科、長崎純心大学大学院人間文化研究科臨床心理学分野
  • 経歴:社会人経験後、大学院を経て心理職に転職。療育や発達外来、乳幼児健診、総合病院のメンタルヘルス等を経て、現在は行政の母子父子自立支援員としてひとり親家庭の支援にも従事。

北川清一郎 先生

  • 所属:(株)心理オフィスK
  • 資格:臨床心理士、公認心理師
  • 出身大学・大学院:関西大学大学院
  • 経歴:大学院を修了後、精神科クリニック、精神科病院、教育センター、EAP、児童相談所、SCなどで臨床経験を積む。2012年に関東へ転居し、2015年より個人開業を行い、現在に至る。臨床のオリエンテーションは、精神分析的心理療法および力動的セラピーを基盤としている。

講師の他セミナー

セミナーの紹介

配布資料の一部

喪失を抱える心理臨床 配布資料の一部

セミナーの様子の一部

動画の内容

本セミナーでは、「喪失」を心理臨床における基盤的なテーマとして捉え、死別や病、災害といった明確な喪失だけでなく、離婚、転職、卒業、家族構成や役割の変化、アイデンティティの揺らぎなど、日常臨床に広く存在するさまざまな喪失を取り上げています。喪失を単なる欠如や断絶としてではなく、その後の生き方や対人関係、自己理解の再編に関わる経験として捉える視点を解説しています。

まず、喪失を一回的な出来事としてではなく、その後の生活や内的世界の中で繰り返し経験され、意味づけが変化していく持続的なプロセスとして理解する考え方を紹介しています。喪失は出来事の瞬間に完結するものではなく、時間の経過とともに形を変えながら、その人の感情や関係性、自己理解に影響を及ぼし続けます。こうした視点から、クライエントの語りや変化をどのように捉えるのかを検討しています。

また、一人称・二人称・三人称の死という区別を通して、喪失体験の質的な違いについて整理しています。とりわけ心理臨床で中心となるのは、関係の中で経験される「二人称の死」であり、大切な人を失うことが単なる事実としてではなく、その人との関係性を失う体験として生じることを取り上げています。

さらに、外的対象の喪失と内的対象の喪失という観点から、現実に起きた喪失と、内的世界における対象関係の変化がどのように影響し合うのかについても解説しています。喪失を現実的な出来事だけで理解するのではなく、その人の内面にどのような変化が起きているのかを含めて捉えることの重要性が示されています。一方で、喪失が新たな意味の生成や関係性の再構築につながる可能性についても取り上げています。

喪失を扱う臨床では、クライエントの体験に触れることで、臨床家自身の過去の喪失や感情が喚起されることがあります。本セミナーでは、そうした臨床家自身の揺れを単に排除すべきものとして捉えるのではなく、臨床的理解を深める可能性をもつ体験として考えています。臨床家が自身の感情や内的反応にどのように気づき、言語化し、引き受けていくのかという課題についても扱っています。

また、喪失は必ずしも「解消されるもの」ではなく、その後も何らかの形で持続していくという現実を踏まえ、喪失とともにどのように生きていくのか、そしてその状態にあるクライエントとどのように関係を築き続けるのかを検討しています。回復や適応だけを目標とするのではなく、失ったものを抱えながら生きるという過程そのものに寄り添う臨床姿勢について考える内容となっています。

さらに、講義後のアフタートークでは、喪失に関わる臨床の難しさや、臨床家自身が喪失とどのように向き合い続けるのかについて、講義内容を踏まえたより実践的な対話も収録されています。

喪失を単なる「失った出来事」としてではなく、関係性、内的世界、時間の経過、臨床家自身の体験まで含めて多面的に捉えることが、本セミナーの大きなテーマです。喪失を抱えるクライエントへの理解と関わりを深めるとともに、喪失に触れる臨床家自身のあり方についても考えることのできる内容となっています。

収録時間

約5時間00分

オンデマンド視聴期間

無期限

参加費

5,500円

  • 体調不良、急用、家庭の用事など個人的な理由であってもキャンセルの場合には返金します
  • 支払い方法はクレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、ペイジー(Pay-Easy)があります。
  • 自治体などで請求書払いが必要な方はこちらの【請求書払いの申し込みフォーム】からご連絡ください。

オンライン開催

オンデマンド視聴はVimeoを用いています。視聴可能かどうかはこのテスト視聴のページをご覧ください。映像と音声がうまく再生できていればオンデマンドは視聴可能です。

参加資格

臨床心理士、公認心理師、医師、心理職、カウンセラー、精神保健福祉士、社会福祉士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、看護師、保育士、教師などの資格をもつ対人援助の専門家、大学院生、一般の方など。喪失体験や対象喪失などに興味を持っていればどなたでも参加可能です。

臨床心理士更新ポイント

本セミナーは、ライブ配信・オンデマンド視聴のいずれも、臨床心理士資格更新における2条(4)の項目(2ポイント)に関する研修機会として取り扱っています。資格更新に必要な参加証明等の手続きについては、受講された臨床心理士の方へご案内します。

申し込み期日

無期限

参加方法

  1. 下の「セミナーに参加する」ボタンを押す
  2. ページが移動したら、「購入手続きに進む」ボタンを押す
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  4. 選択した支払方法に従ってお支払いをする
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