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子どものトラウマに寄り添う臨床入門:評価から治療まで【セミナー】

概要

本研修では、子どものトラウマ臨床を初めて学ぶ支援者を対象として、子どもの問題行動やトラウマ症状に対するアセスメント、支援、治療について体系的に理解することを目指します。まず、問題行動やトラウマ症状を抱えた子どもをどのようにアセスメントするかを取り上げ、行動の背景にあるこれまでの傷つきや未解決のトラウマ、発達段階との関連を読み解く視点を学びます。また、子ども臨床において見落とされやすい解離症状についても取り上げます。そのうえで、重要な視点となるトラウマインフォームドケアの基本原則を紹介し、安全・安心・エンパワメントといった枠組みを、日々の支援場面でどのように実践できるのかを具体的に検討します。

さらに、愛着トラウマの視点についての理解を深め、関係性の中で形成される安全基地の重要性や、支援者自身の関わり方、保護者支援のポイントについて扱います。その際、ポリヴェーガル理論の視点から、子どもの神経系の状態を見立て、安心・安全な社会的つながりを促す関わりの工夫について学びます。また、子どもにとって安心・安全な支援環境をどのように整えるのかについても検討します。

最後に、子どもへのトラウマ治療として、EMDRを中心としたトラウマ関連技法を活用した治療的アプローチの概要について学びます。

本セミナーで学べること

  • 子どものトラウマ症状の理解
  • 愛着的視点と関係性を活かした支援
  • ポリヴェーガル理論に基づく子どもの問題行動の理解と関わり方
  • 子どもへのトラウマ処理の際の工夫点

講師

重野桂重野桂 先生

  • 所属:びわこカウンセリングオフィス代表、滋賀県スクールカウンセラー、大津市スクールカウンセラー
  • 資格:臨床心理士、公認心理師、EMDR臨床家資格
  • 所属学会:日本心理臨床学会、日本EMDR学会、滋賀県臨床心理士会、滋賀県公認心理師会
  • 経歴:大学院修了後、大学病院や総合病院、児童精神科で研修・勤務し、発達障害支援や子どものトラウマ治療、保護者支援に従事。2022年より滋賀県でびわこカウンセリングオフィスを開業し、乳幼児から大人まで幅広く支援している。

セミナーの紹介

配布資料の一部

子どものトラウマに寄り添う臨床入門:評価から治療まで 配布資料の一部

フライヤー

子どものトラウマに寄り添う臨床入門:評価から治療まで フライヤー

動画の内容

本セミナーでは、びわこカウンセリングオフィス代表の重野桂先生を講師にお迎えし、子どものトラウマについて、理解、アセスメント、支援、トラウマ処理までを体系的に取り上げています。児童精神科やスクールカウンセリング、開業臨床などでの豊富な経験をもとに、子どもの問題行動や症状をどのように捉え、どのような支援につなげていくのかを具体的に解説しています。

まず、子どものトラウマが情緒、身体、神経系、対人関係などにどのような影響を及ぼすのかを整理しています。児童虐待だけでなく、過干渉、無関心、共感性の乏しさ、価値観の押しつけなどの不適切な養育や、子ども時代の逆境的体験についても取り上げています。落ち着きのなさ、攻撃性、回避、身体症状、睡眠の問題、解離的な反応などを、単なる「問題行動」として見るのではなく、「この子に何が起こってきたのか」というトラウマインフォームドな視点から理解する考え方を紹介しています。

また、ポリヴェーガル理論をもとに、子どもの行動を身体や神経系の反応から捉える視点も解説しています。闘争、逃走、凍りつき、迎合などを危険に対する生存反応として理解し、子ども自身だけに調整を求めるのではなく、養育者や支援者が外的な調整役となって共同調整を行うことの重要性を取り上げています。

アセスメントでは、子どもの語る内容だけでなく、表情、姿勢、声の調子、身体の動きなどの非言語的な反応をどのように観察するのかを紹介しています。親子合同面接における双方の反応や相互作用の見方、さらに支援者自身の声、表情、身体の状態が子どもに与える影響についても触れています。支援者自身が自分の神経系の状態に気づき、安定した状態で関わることも重要な臨床的視点として示されています。

後半では、トラウマ処理に進む前の基盤として、リソースの開発、神経系の調整、心理教育を取り上げています。安全な場所や安心できる人を見つけること、これまで生き抜いてきた力や得意なことを確認すること、トリガーへの対処方法を身につけることなど、現在の生活を安定させるための支援について解説しています。絵本、イラスト、キャラクター、ぬいぐるみなどを用い、子どもの発達段階に合わせてトラウマ反応を説明する工夫も紹介されています。

具体的な治療法としてはEMDRを中心に、子どもの発達段階や理解力に応じてトラウマ記憶を扱う方法を取り上げています。大人向けの手続きをそのまま適用するのではなく、感情や身体感覚など、子どもが表現しやすい手がかりを用いながら柔軟に進める視点が示されています。同時に、技法を形式的に用いるのではなく、その背景にある理論やエビデンスを理解し、適切な訓練を受けたうえで実践することの重要性も解説しています。

さらに、保護者支援についても詳しく扱っています。不適切に見える養育行動の背景にある保護者なりの意図や困難、生育歴や傷つきにも目を向け、一方的に責めるのではなく、これまでの努力やできている部分を確認しながら支援していく姿勢を紹介しています。必要に応じてペアレントトレーニングなどを活用し、より適切な関わり方を具体的に伝えていく方法についても触れています。

子どものトラウマを、本人の性格や発達上の課題だけで捉えるのではなく、傷つき、愛着関係、神経系、養育環境まで含めて包括的に理解することが本セミナーの大きなテーマです。専門的なトラウマ処理だけでなく、その前提となる安心できる関係や環境づくり、支援者や保護者との共同調整まで含めて、子どものトラウマ支援を基礎から整理できる内容となっています。

収録時間

約3時間00分

オンデマンド視聴期間

2027年1月21日(木)まで

参加費

2,200円

  • 体調不良、急用、家庭の用事など個人的な理由であってもキャンセルの場合には返金します
  • 支払い方法はクレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、ペイジー(Pay-Easy)があります。
  • 自治体などで請求書払いが必要な方はこちらの【請求書払いの申し込みフォーム】からご連絡ください。

オンライン開催

オンデマンド視聴はVimeoを用いています。視聴可能かどうかはこのテスト視聴のページをご覧ください。映像と音声がうまく再生できていればオンデマンドは視聴可能です。

参加資格

臨床心理士、公認心理師、医師、心理職、カウンセラー、精神保健福祉士、社会福祉士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、看護師、保育士、教師などの資格をもつ対人援助の専門家、大学院生、一般の方など。トラウマや子どもの支援などに興味を持っていればどなたでも参加可能です。

臨床心理士更新ポイント

臨床心理士の更新のために必要な要件を満たしてないので、ポイントは取得できません。

申し込み期日

2027年1月21日(木)まで

参加方法

  1. 下の「セミナーに参加する」ボタンを押す
  2. ページが移動したら、「購入手続きに進む」ボタンを押す
  3. 名前、所属、メールアドレス、資格を記入し、支払い方法を選択する
  4. 選択した支払方法に従ってお支払いをする
  5. メールが届いたら、その中に記載された視聴案内のPDFファイルをダウンロードする
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