コンテンツへ移動 サイドバーへ移動 フッターへ移動

神奈川県横浜市港北区大豆戸町311-1
アークメゾン菊名201号

心理オフィスKロゴ

オンライン開催「横浜精神分析研究会-攻撃性と破壊性-」

(株)心理オフィスKの主催の研究会として「横浜精神分析研究会-攻撃性と破壊性-(文献講読と症例検討)」をZoomを用いたオンラインで開催します。システムの問題や用事、体調不良などで参加できない時には返金いたします

●お知らせ

現在、参加申込を見合わせています。

●テーマ

-攻撃性と破壊性-(文献講読と症例検討)

●概要

横浜精神分析研究会では、これまで精神分析関連の論文を取り上げ、議論してきました。10年目となる2022年度は攻撃性と破壊性にまつわる一連の論文を取り上げます。攻撃性と破壊性については、フロイトが死の欲動を提唱したことによって、精神分析の中心的な概念になりました。しかし、この概念はクライン派では取り上げられることが多かった反面、それ以外の学派では取り上げられなかったり、否定されたりしました。

攻撃性と破壊性は学派によって相当扱い方が違いますが、現代の臨床における重篤なケースや困難なケースを振り返ると程度の差はあれ、攻撃性と破壊性の面から分析していくことが臨床的にも非常に有用である場合が多いようです

そこで、今期の横浜精神分析研究会では攻撃性と破壊性を扱った精神分析論文を取り上げることにしました。また攻撃性と破壊性の論文を取り上げるとクライン派論文ばかりになってしまうため、敢えて対象関係論や自我心理学などからも攻撃性と破壊性を扱っている論文を持ってきました

文献講読の部では参加者で分担して担当論文を要約してもらいます。そして、その上で、講師である北川が論文の解説を行い、それを元に参加者全員で議論します。ちなみに現在では絶版になってしまっている書籍もありますので、お持ちでない書籍についてはこちらでコピーを用意します

症例検討については参加者の中から毎月1人が発表します。精神分析の症例には特に限りません。一般的な普通のカウンセリングを行っている症例発表で構いません。ただ、可能なら頻度や時間、方法などがある程度構造化された症例にしてもらえたらと思います。発表の方法は、最終2セッションの逐語記録やプロセスノートを持ってくるだけです。症例の概要やこれまでの経過をまとめてくる必要はありません。このことにより発表者の負担が減ると同時に、実際のやり取りを細かく検討することができます。

また、2023年1月22日(日)にはフェルマータメンタルクリニックの細澤仁先生をお招きして、「フェレンツィとバリントの精神分析」のご講義をしていただく予定です。横浜精神分析研究会の参加者は無料です。

●スケジュールと取り上げる論文

日時 文献講読 症例検討
2022年 4月10日 S,フロイト ナルシシズムの導入にむけて(1914) 症例発表1
5月8日 S,フロイト 快原理の彼岸(1920) 症例発表2
6月12日 J,リビエール 陰性治療反応の分析への寄与(1936) 症例発表3
7月10日 M,クライン 分裂的機制についての覚書(1946) 症例発表4
8月14日 M,クライン 羨望と感謝(1957) 症例発表5
9月11日 W,R,ビオン 連結することへの攻撃(1959) 症例発表6
10月9日 D,W,ウィニコット 対象の使用について(1963-68) 症例発表7
11月13日 D,メルツァー 肛門マスターベーションの投影同一化との関係(1966) 症例発表8
12月11日 H,ローゼンフェルド 精神病状態の精神病理への寄与(1971) 症例発表9
2023年 1月8日 B,ジョセフ 到達困難な患者(1975) 症例発表10
1月22日 特別セミナー「フェレンツィとバリントの精神分析」講師:細澤仁 先生 なし
2月12日 O,F,カーンバーグ 重症パーソナリティ障害 第1部 診断的考察(1984) 症例発表11
3月12日 J,シュタイナー 心的退避の理論(1993) 症例発表12

●収録論文の一覧

*お持ちでない書籍については、こちらでコピーを用意します。

●日時

毎月 第2日曜日 文献講読:13:00~15:00、症例検討:15:00~17:00

●講師

北川 清一郎

  • 所属:(株)心理オフィスK代表取締役
  • 資格:臨床心理士、公認心理師、日本精神分析学会認定心理療法士、他
  • 大学院:関西大学大学院修了
  • 学会:日本心理臨床学会、日本精神分析学会、日本精神分析的心理療法フォーラム、他
  • 社会活動:日本心理臨床学会代議員、神奈川県臨床心理士会代議員
  • 経歴:関西大学大学院で臨床心理学を修了。その後、精神科、精神病院、総合病院、教育センター、公立学校SC、児童相談所、EAP、大学相談室などを経て、2015年7月に(株)心理オフィスKを開業。

●オンライン開催

Zoomをもちいたオンライン開催となります。必要なものはパソコンもしくはスマートフォン、タブレット等です。スマートフォンとタブレットの場合にはあらかじめアプリをインストールしておく必要があります。ダウンロードは以下のアドレスから可能です。

参加方法は非常に簡単で、事前にこちらから送るURLアドレスをクリックすれば、セミナーに入室することができます。

また、セミナーではディスカッションもありますので、原則的にカメラやマイクはONにできる環境をご用意ください。

Zoomのダウンロードはこちら

●参加資格

臨床心理士、公認心理師、医師、精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、キャリアコンサルタント、看護師、教師、保育士、臨床心理士養成大学院の院生など。

●臨床心理士のポイント

臨床心理士の更新のためのポイントを2条(4)の項目で申請する予定です。

●日本精神分析学会

文献講読については、日本精神分析学会の認定グループに指定されており、認定資格を得るための要件を得ることができます。

●費用

一般:25,000円、修士課程の院生:22,000円

  • 振り込み後のキャンセルは可能です。参加費の返金に応じます(初回の日時まで)
  • システム上のトラブルなどで十分にセミナーに参加できなかった場合には返金保証を行います(初回の日時まで)

●アドバイザー

岡達治 先生(岡クリニック院長、日本精神分析学会認定精神療法医・認定スーパーバイザー)

●要約と解説の一覧

横浜精神分析研究会の文献講読で取り上げた論文の一覧