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公認心理師の今後の雇用と収入

心理として食っていけるか?

公認心理師が出来たことで、今後心理の雇用の安定や収入増加などを期待する声もあるようです。実際にそうなのかを検討してみました。

1.雇用の安定

まず雇用の安定については行政機関や医療機関の雇用システムに組み込まれることが予想されます。

そのため、少しは常勤職として雇用される数が増えるかもしれないと推測できます。

2.収入の増加

しかし、一方で、公認心理師が出来たからといって心理のサービスが収益に直結するかどうかは疑わしいかもしれません。例えば医療機関において心理のサービスが保険点数になるかどうかが重要です。心理検査の実施者やデイケアの設置基準などには入るかもしれませんが、いわゆるカウンセリングが点数化されるか難しいところです。もし仮に点数化されてもさほど高い点数にはならないでしょう。

せいぜい、20分や30分といった短い時間のカウンセリングに限定されたり、回数制限をかけられたりすることで、保険点数化される可能性は多少あるかもしれません。

こうしたことからも、心理が収益にダイレクトに貢献できるか疑問であり、そのため、心理の収入の増加に繋がるかどうかは疑わしいようです。

また、専門学校卒でも取得可能という制度設計になっています。このことから、公認心理師の給与基準が専門学校卒の水準に落とされる可能性もあります。

ちなみに、国際的には心理の専門資格は修士や博士を基準にされていることが多く、それからすると日本ではかなり低い地位になってしまっています。

3.公認心理師として生きていくために

これらのことから、まとめると雇用は安定するかもしれないが、反対に収入は下がるだろうという予想です。

なので、公認心理師だけで仕事をしていくだけではなく、そこに付加価値を自身で付けていく必要があります。修士号や博士号を取得するとか、別資格を取るとか、セルフマーケティングをして起業や開業をするとか、大学教員を目指すとか。

そうしたことが公認心理師として生きていくために、収入を増やし、雇用を安定するために、こうした付加価値を身に着けることが今後は求められてくるでしょう。

【執筆者情報】

  • 北川 清一郎
  • 資格:臨床心理士、公認心理師、日本精神分析学会認定心理療法士など
  • 所属学会:日本心理臨床学会、日本精神分析学会、日本EMDR学会、日本臨床心理士会、日本公認心理師協会など
  • 役職:神奈川県臨床心理士会代議員、日本臨床心理士会委員などを歴任
  • 経歴:精神科や心療内科、教育センター、児童相談所、就労支援施設などでの臨床経験は約20年になる。また、臨床心理系の大学などでの非常勤講師を歴任。執筆した論文は多数。メディアや雑誌での出演経験も豊富。
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